Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

ウエスタン・オーストラリアのマーガレットリバーを舞台に開催中のCT第4戦”Boost Mobile Margaret River Pro”は現地時間と日本時間の5/3(月)にコンテストDAY2を迎え、WOMENSのイリミネーション・ラウンドとMENSラウンド1のヒート11と12からイリミネーション・ラウンド、さらにラウンドオブ32までの全ヒートを消化。

コンテストDAY1に行われたラウンド1となるシーディングラウンドで3位となった歴代グランドチャンプ唐沢明美プロの息子Connor O’learyは、、敗者復活戦となるイリミネーション・ラウンドのヒート4でCTルーキーのMorgan CibilicとJack Freestoneと対戦。

ヒート前半に乗ったレギュラーの波でバックサイドリップ1発を入れて4.33pt、さらに2本目の波では5.50ptをまとめるものの、エクセレントスコアを叩き出したMorgan Cibilicと、6.83ptのグッドスコアを持つJack Freestoneがヒートをリードしたまま迎えた残り5分間近。

逆転を狙って掴んだこの波でパワフルなバックサイド・サーフィンを披露し、これが8.93ptのエクセレント・スコアをマーク!

見事 1位のMorgan Cibilicに次ぐ2位のポジションに躍り出ることに成功してラウンドオブ32へと駒を進めた!

Connor O’leary.

 

迎えたラウンドオブ32のヒート9ではワールドチャンプGabriel Medinaと対戦。

ここでさらなる快進撃が期待されたが、ヒート中盤から後半にかけてペースを上げてきたGabriel Medinaの勢いを止めることができず、惜しくもここで敗退。

17位で今大会をフィニッシュすることとなった。

Gabriel Medina.

 

さらに注目の五十嵐カノアは、ラウンドオブ32のヒート12でローカル・ワイルドカードで今大会に出場を果たし、コンテストDAY1には同じウエスタン・オーストラリア出身のCTトップJack RobinsonとワールドチャンプItalo Ferreiraを抑えて1位でラウンドアップを果たす大活躍を果たしたJacob Wilcoxと対戦。

Kanoa Igarashi.

 

ワイルドカードで出場の選手とはいえ、マーガレットリバーで育ったローカルナレッジと十分なスキルを持つJacob Wilcox相手に油断禁物な流れの中、先手必勝で1本目から7.93ptのグッドスコアをマークした五十嵐カノアは、さらに2本目で5.67pt、4本目には6.83ptを叩き出してバックアップスコアを伸ばし、ヒートをリード。

ヒート後半に逆転を狙うJacob Wilcoxが掴んだ8本目の波でソリッドなリップを3発入れたグッドライドを披露。

もしかしたら逆転なるかと思われたが、これが7.10ptとあと一歩及ばず、五十嵐カノアがCTトップサーファーとしての強さを見せつける形で見事ラウンドオブ16へと駒を進めた!

 

 

迎えるラウンドオブ16ではヒート6でCTルーキーMatthew McGillivrayと対戦予定。

 

また、コンテストDAY1でCaroline MarksとMalia Manuelを抑える大活躍を見せた都筑有夢路は、迎えるラウンドオブ16のヒート2でJohanne Defayと対戦予定。

五十嵐カノアと共にその活躍に期待したい!!

 

MENSではJohn John Florence、Gabriel Medina、Italo Ferreira、WOMENSではCarissa MooreにStephanie Gilmoreといったワールドチャンプたちも順当に勝ち上がっている本イベント。

世界のサーフコンテスト・ヒストリーの中でも由緒あるマーガレットリバーのサイズのあるワールドレベルの波を舞台にコンテストDAY3はどんなドラマが展開されるのか!?

LIVEをお見逃しなく!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ