Photos & Text by colorsmagyoge.

Griffin Colapinto.

フランスのホセゴーといえばCTやCSといったハイグレードな世界大会が開催されるワールドレベルの波がブレイクする場所のひとつ。

そんなフランスを代表するホセゴーをサーフィン会場に、9日間に渡って開催されるQUIKSILVER Festivalは、フランス出身の元CTサーファーのJeremy Floresが選んだサーフスターのみが招待選手として出場できる世界的にも類を見ない注目度の高いオリジナル・サーフフェスティバルである。

この数年間に気になっていたイベントであり、調べたところによれば、その期間中はホセゴーの街全体はもちろん、隣町のカップルトンのボードライダースストアなどをはじめ広域に渡って様々なイベントやライブ、上映会などが連動して開催され、街全体がサーフ、スケート、ミュージック、アートの熱狂に包まれる!と伝えられている。

果たしてこれは、大袈裟な表現なのか!?

そんな中今回は、3日間のみであるがホセゴーに滞在してQUIKSILVER Festivalの空気を現地で感じることができるチャンスに恵まれた。

実際に現地で体感したQUIKSILVER Festivalはどんなものだったのか!?

感じたそのままお届けしていきたいと思います!

まずはサーフィンの会場。

まさにCT会場並みと言って過言ではないくらい立派でした。

Hossegor France.

選手たちがリラックスして観戦できるスペース、ジャッジやMCなどのブース、イベントグッズを売るポップアップストア、ROXY、フード、Carver skateboardsなど他協賛各社のブースが建ち並び、それぞれが期間中に何かしらのイベントを開催する。

ビーチに並ぶパラソルやビーチチェア、ビーチマットなども全てスポンサーからの協賛で成りなっており、会場に来た誰でも自由に使えるようになっていたのは日本では見たことがなかったので驚いた。

会場に設置されたQUIKSILVERのポップアップストアではイベントグッズが全種類ラインナップ。

さらに最新マテリアルを使用したウエットスーツのテスト試着も可能となっていた。

ROXYは可愛らしい小屋のようなブースを出展。

ここにライダーたちがいるときは一緒にビーチゲームを楽しんだり、フリーグッズの配布も行なわれるようだ。

QUIKSILVER & ROXY Pop up store.
ROXY.

メインイベントであるサーフコンテストにはJeremy Floresが選んだ招待選手たちというだけあり世界各国を代表するサーフスターばかりが集結。

日本からは五十嵐カノアが出場したが、この日はまだ日本からフランスに到着しておらず、そのサーフィンを観ることはできなかった。

それでもなお出場選手たちは豪華。

ハワイの元CTサーファーZeke Lauとイタリア出身のCTサーファーLeonardo Fioravanteたちのチームが今年のQUIKSILVER Festivalを制した。

Leonardo Fioravanti.
Zeke Lau.

Carver skateboardsの特設パークとしてビーチに設置されたwe skate wavesという仮設ボウル。

会場を訪れたキッズたちを中心にエキサイティングなセッションを繰り広げていた。

スケートボードさえ持ってくれば誰でも自由に滑走可能となっている。

サーフィンの試合観戦だけでなく、会場を訪れたすべての人が楽しめるようなイベント設計になっているのが印象的であった。

Carver Park.

フランスのホセゴーまでは羽田空港から関空経由でパリへ行き、そこからさらにホセゴー空港へとトランジットを3回。

フライト時間と乗り換え待ち時間も合わせるとトータル28時間くらいの長旅である。

到着した初日となったこの日、お昼過ぎにはホセゴーのサーフィン会場を出発し、海沿いを南下するように車で高速を30分、40分ほど走ったサンジャン・ド・リュズにあるQUIKSILVER France本社及びBoardsriders France本社を訪問。

さすがフランスを感じずにはいられないカッコ良すぎるそのオフィスの全貌にカルチャーショックを受けることを、この時はまだ知る由もなかった。

その模様は次回の記事でお伝え予定!

お楽しみに!

フランストリップDAY2

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ