Photos & Text by colorsmagyoge.

フランスのホセゴーをサーフィン会場に街全体を巻き込んで9日間に渡り開催されるQUIKSILVER Festivalは、フランス出身の元CTサーファーのJeremy Floresが選んだサーフスターのみが招待選手として出場できる他に類を見ない世界的な注目度の高いオリジナル・サーフフェスティバル。

期間中はホセゴーの街全体をはじめ様々なイベントやライブ、上映会などが連動開催され続け、まさに期間中はホセゴーがサーフ、スケート、ミュージック、アートの熱狂に包まれる!と伝えられているこの注目のビッグイベントに、今回、3日間のみであるが現地に滞在してその空気を感じることができるチャンスに恵まれた。

今回はその現地リポートVol.2として、ホセゴーから車で30から40分ほど南下したサンジャン・ド・リュズにあるQUIKSILVER France本社及びBoardsriders France本社の訪問記をお届け!

Michel Bourez. at QUIKSILVER Festival 2025.

QUIKSILVER本社に到着。

広大な敷地の入り口付近にはボードライダース・ストアが構えている。

本社の入口を入ってすぐの両サイドには、ワールドチャンプCaroline MarksやVahine FierroといったROXYトップライダーたちの記念すべきジャージや使用サーフボードの数々をはじめ、QUIKSILVERが長年に渡ってその開発に情熱を注ぎ続けるボードショーツの歴史年表が。

このボードショーツ年表に関しては、まさにこれぞサーフファッションの歴史そのものと言って過言では無い貴重な資料に他ならない。

サーフィンと共にここまで歩んできたQUIKSILVERならではの歴史の深さを改めて痛感させられた。

社員食堂にはカウンターの壁にQUIKSILVERを代表するトップライダーたちのポートレイトが巨大展示。

さらに各ブランドの広告ビジュアルやアート作品の数々も。

この本館のような建物を抜けると敷地の裏側に出ることができ、本館の左右の隣には本館よりも小さめな別館のような建物がいくつも建ち並んでおり、そのそれぞれがROXY、BILLABONG、DC、RVCAといったボードライダース・フランスが取り扱うブランドの事務所となっている。

それにしても、さすがヨーロッパならではの敷地の広さとオシャレな建物の数々である。

本館、別館といった各ブランドの事務所に囲まれるような形で駐車場があり、さらに登った丘の上にはバスケットボールのコートも設置されており、社員たちがいつでも体を動かしてリフレッシュできる環境が整っていた。

バスケコートからは海を眺望可能。

ちなみに敷地内にあるりんごも食べ放題。

本社に隣接のボードライダース・ストア。

QUIKSILVER Festivalのグッズはもちろん、ROXY、BILLABONG、RVCAといったボードライダース・フランスが取り扱うブランドの全アイテムがラインナップする。

さらにサーフボードやウエットスーツをはじめとしたハードギアも販売されており、まるで巨大なサーフショップといった感じ。

Boardriders store.

ストアを出ると、目の前の道路を挟んで向こう側に無料のコンクリート・スケートパークが。

その横にはELEMENTやDCによるスケートショップがあり、スケートボードするのに必要なアイテムは全てここで揃うようになっている。

さらにレンタルやスクールも受け付けている。

本当に驚くほど素晴らしい環境にあるQUIKSILVER France本社。

こんな職場だからこそQUIKSILVER Festivalのような遊び心溢れるイベントを実現できるのだろうと勝手に納得してしまった。

とにかく、海からも程近く、オフィスのすぐ横にはコンクリート・スケートパーク。

まさにこれぞ、リアルなサーフブランドがあるべき理想の姿である。

DAY1となったこの日は本社訪問が終わった頃にコンテストも終わってしまったのでこれにて取材は終了。

まだこの時点では、迎えるDAY2にホセゴーの街全体がサーフィン、スケート、ミュージック、アートの熱狂に包まれる決定的瞬間に出くわしてしまうことを知る由もなかった。

>>QUIKSILVER Festival 2025

フランストリップDAY2

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ