Photos by Shuji Izumo / WSL. Text by colorsmagyoge.

WOMENS winner, Minami Nonaka. MENS winner, Kei Kobayashi.

静岡県の御前崎を会場にQS2000とQS1000プロジュニアが同時開催されていた”御前崎プロ”は9/7(日)にファイナルデイを迎え、MENS、WOMENS共にQS2000のファイナルまでの全スケジュールを消化。

台風15号のうねりが残った朝はセットで頭前後のクリーンな波となったが、徐々に南西の風の影響を受けてサイズダウンとなりながらも、様々な御前崎の波が表情を表した中、MENSは小林桂、WOMENSは野中美波が優勝を飾った!

おめでとう!

WOMENS 2nd, Rita Suzuki.

鈴木莉珠と対戦となったWOMENSファイナルでは会場の西側で掴んだ波で6.67ptを叩き出した1本が決め手となり、野中美波が見事優勝を決めた。

優勝のインタビューでは

「CSクオリファイしてませんが、来年のランキングから何戦か出れていて、もし次のポルトガル戦、ブラジル戦に出られたら出る予定でいるので、そこへ向けての自信につながったと思います。今日の試合はあまりプレッシャーを感じずにすべてヒートに挑むことができたので、この優勝に繋がったのかなと思います。御前崎はすごく好きなところで波もいいし、すごく楽しめたとおもいます。CSへ来年クオリファイする事と、CSでクォーターファイナル以上行くことが、今年の目標です。もしCSへ出れたらそこを目指し頑張ります!暑い中たくさんの方々に試合を観戦していただき、そして5日間暑い中運営してくださったスタッフの方々、ローカルの方々、ありがとうございました。この後も試合が続きますので、応援お願いいたします!」

とコメントを残した。

MENS winner, Kei Kobayashi.

MENSファイナルでは安室丈と対戦となり、1本目から6.00ptを叩き出してさらに6.17ptをスコア。さらに終盤には6.83ptをマークしてハイエストスコアを塗り替えてさらにその差を広げ、見事御前崎プロ2連覇を達成した小林桂。

「日本のサーファーは上手くてやばいので、僕も120%集中して試合に挑みました。アジア・リージョンは試合がたくさんあって、大会にいっぱい出ることができるのでいいリズムを掴めると思って、アジアリージョンへ移行しました。ニアスでは思うような結果が得られなかったけど、日本も含めたアジア選手のレベルが高く自分のレベルも上げられて、一試合一試合が大事で、これからCS、CTを目標にまだまだこれからも頑張っていきます。御前崎はいつもサーフィンしに来ている場所なので、どこのバンクでライディングしたらいいか作戦を組み易く、優勝できてよかったです。今回もスポンサー、家族、友達もサポートしてくれてありがとうございました。これからも勝てるように100%頑張ります!ありがとうございました!」

とその喜びを語った。

次なるQSアジア・リージョン戦は愛知県田原町のロングビーチを舞台に9/16(火)から9/21(日)まで開催予定のQS6000″BILLABONG田原プロ”。

果たして日本人選手たちは、海外からのトップ選手たちを相手に今シーズン日本国内で最もグレードの高い世界大会を制することができるのか!?

QS6000″BILLABONG田原プロ”をお見逃しなく!


【 大会結果 】
MENS QS2000
優勝:小林桂     
2位:安室丈  
3位:金沢呂偉、Raphael Castro

WOMENS QS2000
優勝:野中美波    
2位:鈴木莉珠  
3位:Hana Bakker、池田美来(シチズン・プロマスター賞)


yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ