Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

オーストラリアのニューサウスウェールズ州ニューカッスルのメレウェザー・ビーチを舞台に開催中のCS開幕戦”Burton Automotive Newcastle SURFEST”は、現地時間と日本時間の6/2(月)にコンテストDAY1が行われ、MENSラウンドオブ80とWOMENSラウンドオブ48の全ヒートを消化。

セット頭前後のクリーンなファンウェイブに恵まれた中、注目の日本代表選手たちの活躍は、MENSの安室丈と岩見天獅がラウンドオブ64へ、WOMENSの野中美波と佐藤季、都築虹帆がラウンドオブ32へ駒を進めた!

Shohei Kato. Photo by Hannah Anderson/World Surf League.
Mirai Ikeda. Photo by Aaron Hughes/World Surf League.
Anon Matsuoka. Photo by Aaron Hughes/World Surf League.

Minami Nonaka. Photo by Aaron Hughes/World Surf League.
Sumomo Sato. Photo by Hannah Anderson/World Surf League.
Kana Nakashio. Photo by Aaron Hughes/World Surf League.

岩見天獅がこの日のベストヒートとなったJulian Wilsonとの対戦でヒート最高得点となる7.50ptを叩き出して魅せ場を作る

Tenshi Iwami. Photo by Hannah Anderson/World Surf League.

先日オーストラリアのゴールドコースト、バーレイヘッズで開催されたCT第6戦でトライアル優勝で獲得したワイルドカードで本戦に出場し、Filipe Toledoとのエキサイティングなファイナルを展開して準優勝を果たした元CTランキング2位のJulian Wilsonとラウンドオブ80のヒート5で対戦した岩見天獅は、トータルスコア13.50ptをマークして1位でラウンドアップしたJulian Wilsonを相手に、このヒートの最高得点となる7.50ptを叩き出して魅せ場を作り、見事2位でラウンドアップ。

バックアップスコアが3.77ptとあと一本ポテンシャルの高い波に乗ることができず2位となったが、2本良い波に乗ることができれば、十分世界のトッププロと対等に戦える実力を垣間見せてくれた。

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都築虹帆がWOMENSラウンドオブ48のベスト・トータルスコア13.30ptを叩き出す!

さらにそんな岩見天獅が深い爪痕を残した後に、会場を盛り上げて注目を浴びたのは都築虹帆。

彼女はラウンドオブ48のヒート6で先日フィリピンで開催されたWJCで準優勝を果たし、国内プロツアーでは無敵状態の中塩佳那、アメリカのReid Van Wagoner、Eden Wallaを相手に6.80ptと6.50ptのグッドスコアを2本まとめ上げ、この日のベスト・トータルスコアとなる13.30ptをマークした。

5月末に静波サーフスタジアムで開催された世界一のエアコンテストSTAB HIGHにも招待選手として出場を果たすなど、世界における知名度や期待度も高いことが伺える都築虹帆が、今大会において快進撃を魅せてくれる可能性を大いに感じさせてくれる活躍を見せてくれた。

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Nanaho Tsuzuki at STAB HIGH JAPAN 2025.

日本時間の6/3(火)本日はコンディションが不十分であることからコンテストはオフとなっているが、波のコンディションが良くなって競技が再開された際には、MENSラウンド64のオープニングヒートに日本代表選手の伊東李安琉が、ミッドシーズンカットでCS転戦を余儀なくされた2025年CTルーキーGeorge Pitter、元CTサーファーのMaxime Huscenot、そしてRyan Huckabeeと対戦。

ヒート2には安室丈、ヒート4にはアメリカ代表の渡辺太郎、ヒート6には西慶司郎、ヒート10には岩見天獅、ヒート15には大原洋人が登場予定となっている。

WOMENSラウンドオブ32では、ヒート1に野中美波、ヒート3に佐藤季、そしてヒート4には元CTサーファー都筑有夢路、ヒート6にはDAY1のラウンドオブ48で好調なサーフィンを魅せて会場を沸かせた都築虹帆が世界の強豪プロサーファーたちを相手に戦う。

Minami Nonaka. Photo by Aaron Hughes/World Surf League.

ネクストコールは日本時間の6/4(水)朝6:45を予定。

果たして日本代表選手は快進撃を見せてくれるのか!?

その活躍に期待したい!!

Go Japan!!!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ