Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

日本代表コナー・オレアリーは5位でフィニッシュ!

ウエスタン・オーストラリア州のマーガレットリバーを会場に開催中のCT第7戦”Margaret River Pro”は現地時間と日本時間の5/26(月)にコンテストDAY4が行なわれ、徐々に弱まる南寄りのスウェルの影響で6~8ftの波に恵まれたマーガレットリバーのメインブレイクを舞台に、WOMENSラウンドオブ16に加えてMENS、WOMENSのクォーターファイナルを消化。

注目の日本代表コナー・オレアリーは、クォーターファイナルのヒート2でBarron Mamiyaと対戦。

第一子となる愛娘のSakuraちゃんを授かって父親となり、そこで得たパワーによってミッドシーズンカットをクリアしたコナー・オレアリーは1本目で6.83ptのグッドスコアをマークして流れに乗ったかのように見えたが、そのあとが続かず、1本目に4.33ptをスコアして3本目の波で6.83ptをマークしたBarron Mamiyaに逆転される形となり、惜しくもここで敗退。

今大会を5位でフィニッシュすることとなった。

Screenshot

Griffin Colapintoが自身のCTキャリア3度目のパーフェクト10をマーク!

MENSクォーターファイナルのヒート1ではKeonardo FioravantiとGriffin Colapintoが対戦。

2本目の波でリスキーなエンドセクションに対して不可能に近いリップを攻め込んでメイクしたLeonardo Fioravantiが9.00ptをマークすると、さらに3本目には6.73ptをスコア!

1本目の波で6.33ptをスコアしていたGriffin Colapintoは、逆転に必要なスコア9.40ptという危機的状況に迫られたが、4本目にしっかりとサイズのあるセットの波を掴むと、スピードをつけて華麗なフルローテーション・エアリバースをメイク!

なんとこの1本がGriffin ColapintoのCTキャリア3度目となるパーフェクト10と評価され、大逆転を果たしてセミファイナルに駒を進めた。

「あの10ptは人生で最も素晴らしい瞬間の一つでした」とGriffin Colapintoは語った。 「着地した瞬間、本当に着地したんだ。でも、これが現実なんだって気づくまで少し時間がかかった。『ボードに乗ってるんだ、大丈夫』って感じだった。ただ、つまずいていただけ。Leonardo Fioravantiが9.00ptをマークした後、『よし、いい波に2本乗ろう』って思ったんだ。頭では、巻き返しは厳しいだろうなと思っていた。でも、深くブレイクする波の方がエアセクションには向いているんじゃないかって気づいた。スリングショットが取れるからね。あの波はまさにそれにぴったりだった。でも、パドルで戻ってきた時に、『わあ、まだ時間はたっぷりあるし、Leonardo Fioravantiが逆転に必要なスコアは7.00ptだった』ことを思い出した。『ああ、もう忘れよう』って思ったけど、本当に辛かった。でも、最後にLeonardo Fioravantiにはまったく波が来なくて、あの波はまさに自然の恵みだった」

さらにこの日は、MENS、WOMENS共にミッドシーズンカットの最終結果が出揃うこととなった。

その結果は下記の通り。


Women’s ミッドシーズンカット・クリア選手リスト
– Gabriela Bryan (HAW)
– Caity Simmers (USA)
– Molly Picklum (AUS)
– Isabella Nichols (AUS) 
– Tyler Wright (AUS) 
– Caroline Marks (USA)
– Bettylou Sakura Johnson (HAW) 
– Luana Silva (BRA)
– Lakey Peterson (USA)
– Erin Brooks (CAN)

Womensミッドシーズンカット脱落選手リスト
– Sawyer Lindblad (USA) 
– Vahine Fierro (FRA)
– Bella Kenworthy (USA)
– Brisa Hennessy (CRC)
Men’s ミッドシーズンカット・クリア選手リスト
– Jordy Smith (RSA) 
– Italo Ferreira (BRA) 
– Yago Dora (BRA) 
– Kanoa Igarashi (JPN)
– Barron Mamiya (HAW) 
– Ethan Ewing (AUS) 
– Filipe Toledo (BRA) 
– Miguel Pupo (BRA) 
– Griffin Colapinto (USA) 
– Jake Marshall (USA) 
– Rio Waida (INA) 
– Connor O’Leary (JPN) 
– Marco Mignot (FRA) 
– Crosby Colapinto (USA) 
– Alan Cleland (MEX) 
– Joao Chianca (BRA) 
– Joel Vaughan (AUS)  
– Seth Moniz (HAW) 
– Cole Houshmand (USA) 
– Alejo Muniz (BRA) 

Mens ミッドシーズンカット脱落選手リスト
– Matthew McGillivray (RSA) 
– Liam O’Brien (AUS) 
– Jackson Bunch (HAW) 
– George Pittar (AUS) 
– Ian Gouveia (BRA) 
– Samuel Pupo (BRA) 
– Imaikalani deVault (HAW)
– Deivid Silva (BRA) 
– Ian Gentil (HAW) 
– Ramzi Boukhiam (MAR) 
– Edgard Groggia (BRA) 
– Ryan Callinan (AUS) 
– Gabriel Medina (BRA)
– Awarded 2026 WSL Season Wildcar

迎えるファイナルデイは、MENS、WOMENS共にセミファイナルからスタートとなり、日本時間の5/27(火)朝8:00にネクストコールが発表予定。

コンディションが十分であればコンテストはオンとなる。

Men’sセミファイナルヒート表
HEAT 1: Griffin Colapinto (USA) vs. Barron Mamiya (HAW)
HEAT 2: Crosby Colapinto (USA) vs. Jordy Smith (RSA)

Women’sセミファイナルヒート表
HEAT 1: Bronte Macaulay (AUS) vs. Caitlin Simmers (USA)
HEAT 2: Gabriela Bryan (HAW) vs. Lakey Peterson (USA)

果たして、優勝を手にするのは誰なのか!?

LIVEをお見逃しなく!!

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ