Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

フィリピンのバレル、サバンビーチを舞台にMENS、WOMENS共にQS3000とLQS1000が同時開催されていた”Baler International Pro”は現地時間と日本時間の2/6(火)にファイナルデイを迎え、腰腹前後のスモールコンディションの中、全カテゴリーにおけるファイナルまでの全スケジュールを消化。

注目の日本人選手たちの活躍は、QS3000 MENSで大原洋人、WOMENSで野中美波、WOMENSで田岡なつみが優勝を飾った!

また、MENS LQS1000ではフィリピンのRogelio Jr Esquievelが優勝を飾った中、浜瀬海が準優勝でフィニッシュした。

ファイナルの前半戦をリードしていた脇田紗良に対し、7本目で8.00ptのエクセレントスコアを叩き出し、8本目には7.65ptをバックアップにまとめファイナルを制した野中美波。「ファイナルで紗良と対戦できてよかったです。いい試合ができました」とコメントを残した。今シーズンのQS3000で3度目のファイナル進出にして優勝を飾った。その一方で準優勝の脇田紗良はこの結果によりWQSアジアランキング3位となり、2024年CS出場を射程距離内に収めた。


ヒート前半に掴んだ2本目の波でパワフルなリップからのエアリバースをメイクして9.00ptを叩き出し、安室丈に付け入る隙を与えず優勝をさらった大原洋人。「フィリピンの皆様、そしてスポンサー、家族、友人全員に感謝したいと思います。早く家に帰って家族と一緒にお祝いしたいです」とコメント。今シーズンQS3000で2度目の勝利を挙げ、QSアジアランキングは3位に浮上。素晴らしいサーフィンで東京オリンピック日本代表選手としての底力を魅せてくれた大原洋人の2024年CSでの活躍に期待がかかる!


娘と夫も全員プロサーファーというフィリピンの象徴的なプロサーファー家族であるValdezファミリーの1人であるDaizy Valdezを相手に、ここで優勝しなくては2024年LQS出場権獲得が危ぶまれる窮地に立たされながらもそのプレッシャーを跳ね除けるかの如く先手必勝で優勝を勝ち獲った田岡なつみ。「優勝できてうれしいです。結果を考えず、ただ純粋にDaizyとのヒートを楽しみました。」とコメント。


1月末にフィリピンのラ・ユニオンで開催されたLQS1000のMENSファイナルでも浜瀬海を相手に優勝を果たしたRogelio Jr Esquievelが今大会でもファイナルで浜瀬海を抑えて優勝!リベンジを果たせなかった浜瀬海にとっては悔しい結果となったに違いないが、2024年LT出場権はしっかりと獲得。日本を代表するプロロングボーダーとして浜瀬海の世界での活躍に期待がかかる!


【MENS QS3000】

優勝:大原洋人

2位:安室丈

3位:大音凛太、Ketut Agus

【WOMENS QS3000】

優勝:野中美波

2位:脇田紗良

3位:都築虹帆、都筑有夢路

【MENS LQS1000】

優勝:Rogelio Jr Esquievel

2位:浜瀬海

3位:Rj Chico Lopez、井上鷹

【WOMENS LQS1000】

優勝:田岡なつみ

2位:Daizy Valdez

3位:吉川広夏、井上楓


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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ