
Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.
フィリピンのクラウド9を会場に開催されたQS6000″Siargao International Surfing Cup”は日本時間の10/30(木)に大会最終日が行なわれ、MENSはネクストレベルなエアを武器にエクセレント・スコアを連発したBronson Meydi、WOMENSはファイナルで大逆転勝利を収めたZiggy Mackenzieが優勝を果たした。
注目の日本代表選手たちの活躍は、クォーターファイナルまで進出を果たした鈴木仁、安室丈、渡邉壱孔、池田美来、佐藤季が5位でフィニッシュとなった。



【MENSクォーターファイナル】


Bronson Meydi、QS初優勝
今大会ではジュニア世代の選手が上位に躍り出るなど、多くの番狂わせが見られた。
MENS優勝のBronson Meydiは21歳であるがファイナルまで勝ち残った4名の中では最年長。
WOMENS優勝のZiggy Aloha MackanzieとMENS準優勝のBen LorentsonにとってはQS6000レベルにおける初のファイナル進出となった。
世界の低年齢化は日本以上に著しいことが浮き彫りとなった。
優勝のBronson Meydiは今回のQS初優勝でフィリピンとの関係をさらに強固なものにした。
彼は2018年にクラウド9で初のQS準決勝に進出を果たしており、年初にはこの島国でWSL世界ジュニアチャンピオンの称号を獲得した。
大会を通してBronson Meydiは、誰もが一生かけて集めたいと思うようなエピックなライディング映像を残した。
大会最終日だけでもBronson Meydiは大会のスター選手であるDane HenryとHarley Walterをそれぞれ9.67ptと9.87ptという驚異的なスコアを叩き出すハイクオリティーなアーリーウープで破った。

「信じられません!クレイジーな決勝でした」
Bronson Meydiは語った。
「波がゆっくりで、僕に有利に動いてくれたから、本当にラッキーだった。彼が8.80ptをマークした後に、僕も今すぐにでもゲットしなきゃって思ったんだ。だから、あの大きな波が来て、8.80ptをスコアできて本当にラッキーだった。僕が勝つのはいつもフィリピン。最高だよ。この場所が大好きなんだ。」
準優勝を果たした20歳のBen Lorentsonは今大会の好成績によりQSオーストラリア/オセアニア・ランキング10位から4位へとジャンプアップを果たした。
2024年ISA世界ジュニアの16歳以下女子で金メダリストに輝いているZiggy Aloha Mackenzieが優勝
キャリア通算5回目のQS参戦となったZiggy Aloha Mackenzieは、Isla Huppatzを相手に見事なチューブで大逆転勝利を収めた。
2024年ISA世界ジュニアの16歳以下女子で金メダリストに輝いているZiggy Aloha Mackenzieは、ゴールドコーストに移住する以前はバリ島で育ち、人生の大半を過ごした。
幼い頃から世界の様々な波を経験してきた天才Ziggy Aloha Mackenzieは、まだ17歳。
ISAジュニアでの成功をクオリファイングシリーズにも持ち込み、今回の優勝でQSオーストラリア/オセアニア・ランキング4位へと大きく躍進した。

「今回の大会には楽しい気分で臨もうと思っていました。クラウド9で誰もいないサーフィンを楽しもうと思っていたので、今は本当に驚きと喜びで胸がいっぱいです」
Ziggy Aloha Mackenzieは言った。
「Isla Huppatzは親友の一人で、彼女は本当に素晴らしいサーフィンをしていたから、私もベストのサーフィンをしなくてはいけないと分かっていました。最初は少し不安だったけど、最終的にあの小さなバレルを捉えてリードできたのは良かった」
準優勝のIsla Huppatzはこの大会の直前にQSオーストラリア/オセアニア・ジュニアチャンピオンのタイトルを獲得しており、今回の結果で、QSオーストラリア/オセアニア・ランキングでトップに躍り出た。






