Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

徳之島の花徳浜を会場に開催されたQS2000″徳之島タウンプロ”は10/19(日)にファイナルデイが行なわれ、MENS、WOMENS共にファイナルまでの全スケジュールを消化。

MENSはQS2000″御前崎プロ”、QS2000″ザ・オープン宮崎プロ”に引き続き国内QS2000で3連勝目を挙げた小林桂が優勝!

WOMENSは2023年に同会場で開催された同コンテストでも優勝している川瀬心那が徳之島プロ2連勝と共に、宮崎で開催されたQS2000″ザ・オープン宮崎プロ”優勝に引き続き国内QS戦2連勝を果たした!

「大好きな徳之島で再び優勝することができて本当に嬉しく思います」

川瀬心那は言った。

「波がずっと小さかったので、良い波を待つことに集中しました。本当に嬉しいです。毎日美味しいご飯を食べ、素晴らしい自然の中でサーフィンやシュノーケリングをして、綺麗な夕日を眺めることができました。徳之島が本当に大好きです。島の人々の優しさを肌で感じました。」

Womens winner, Cocona Kawase.
Womens 2nd, Kako Yoshida.

WOMENSファイナルは川瀬心那と、今回で自身初のQSファイナル進出を果たした芳田花瑚との対戦。

ポテンシャルのあるグーフィーの波を掴み、フロントサイドでスコアを重ねた川瀬心那は序盤から力強くスプレーを飛ばすビッグターンを決めて5.50ptをマークすると、その後すぐに掴んだ波で3.83ptをバックアップにまとめてヒートの流れを掴んだ。

相対するは芳田花瑚は、バックサイドでスコアを積み上げ、最終的にレギュラーの波を掴んでフロントサイドで3.67ptをマーク。

さらに5本目に掴んだグーフィーの波で4.17ptをマークしたが逆転には及ばず、川瀬心那が逃げ切る形でそのまま勝利を収めた。

Womens 3rd, Kana Yamada.

MENSファイナルは現在QSアジア・ランキング首位を独走する小林桂と今大会で自身のキャリア初となるQSファイナル進出を果たした岡村晃友が対戦。

国内QS戦3連勝を狙う小林桂は序盤に3.67ptと5.83ptをまとめて早くもリードを奪う。

グーフィーを掴んだ岡村晃友が4.67ptをスコアすると、さらに小林桂も4.97ptをマークしてバックアップを伸ばし、さらにその差を広げる。

ヒート中盤、岡村晃友がバックサイドでソリッドなターンを2本決め6.10ptをマーク。

しかし、最後まで集中力を保ち続けた小林桂が、10本目に掴んだレギュラーの波で垂直リップからのレイバックをエンドセクションで決めるライディングでこのヒートのハイエスト・スコアとなる6.67ptを叩き出し、見事今大会でも優勝をさらい、国内QS戦3連勝という快挙を成し遂げた。

来年のCS出場権を狙う小林桂は今回の一勝により、QSアジア・ランキングトップの座をさらに確固たるものにした。

「徳之島に来たのは今回が初めてですが、本当に素晴らしい場所でした」

小林桂は語った。

「こんなに美しい場所は世界中探しても他にないと思います。このコンテストに出場して優勝することができて本当に嬉しかったです。地元の方々と初めてお会いすることもできました。皆さんのご協力に心から感謝しております。ここはまさに秘境、隠れた名所だと痛感しました。世界遺産にも登録されている特別な場所なので、世界遺産で開催されたQS大会で初めて優勝することができたことを本当に嬉しく思います。そしてシーズンを通して3つの大会で連勝できたのは初めてなので、それも本当に嬉しいです。QSアジアシリーズは世界最高のツアーと言われていますが、本当にその通りだと改めて実感しました。」

Mens winner, Kei Kobayashi.
Mens 2nd, Kosuke Okamura.

Mens 3rd, Kaiki Yamanaka.

【大会結果】
MENS
優勝:小林桂
2位:岡村晃友
3位:山中海輝、大音凛太

【大会結果】
WOMENS
優勝:川瀬心那
2位:芳田花瑚
3位:青山コト、山田カナ


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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ