NAZARÉ, PORTUGAL - JANUARY 22:Winners Lucas Chianca of Brazil, Pedro Scooby of Brazil and Maya Gabeira of Brazil at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)

Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

能登地震で被害に遭われた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

未だ救助活動が難航する中、1日でも早い復興を心よりお祈りします。


セットで40ftの巨大な波が押し寄せるポルトガルのナザレを舞台にWSLビッグウェイブ・チャレンジ”TUDOR NAZARE”は日本時間の1/22(月)から1/23(火)にかけて開催された。

大会当日の朝はまだ予想していたうねりが到達しておらず、5時間弱のウェイティングを余儀なくされたが、徐々にサイズアップを果たし、正午過ぎにはコンテストがスタート。

ビッグウェイブ・チャレンジにふさわしいエピックなコンディションに恵まれた中で総勢18名の世界の名だたるビッグウェイバーたちからなる全9チームによる命がけのサーフィンバトルが繰り広げられた。

NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Lineup at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)
NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Clement Roseyro of France surfs in Heat 4 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Laurent Masurel/World Surf League)
NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Rodrigo Koxa of Brazil surfs in Heat 6 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Laurent Masurel/World Surf League)

MENSベストパフォーマンス賞は今回で4回目のトーイン・ナザレ・ビッグウェイブ・コンテスト優勝となったLucas Chiancaが勝ち獲る!!

NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Lucas Chianca of Brazil surfs in Heat 5 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)

今回、Lucas ChiancaはパートナーであるKai Lennyが負傷のため出場不可能となったことから、土壇場でパートナーをPedro Scoobyに変更せざるを得ないというアクシデントに見舞われたが、それにも関わらず見ているだけで心臓が飛び出そうな特大セットの危険なディープなセクションを容赦なく攻めるアプローチを披露

3チームずつ海に入るヒートセッションを各チームが2回ずつ行ない、その中で個人ベストスコアとチーム・トータルスコアで競い合うヒート形式で行われた中、Lucas Chiancaはその2ヒートセッションにおいて7.83ptとバックアップに7.67ptと個人ベスト・トータルスコアをマークする素晴らしいパフォーマンスを魅せた。

「まるで夢のようです」Lucas Chiancaは言った。「ナザレは私の人生の全てを与えてくれた魔法のような場所です。今回Pedro Scoobyをパートナーに選び、初めてのブラジル人だけのチームで掴み取った優勝だったので自分にとっても価値あるものになりました。Pedro Scoobyと一緒にトーインできて本当に嬉しいです。Pedro Scoobyは僕を後押ししてくれ、助けてくれ、ビッグウェイブでサーフィンをはじめた当初からインスピレーションを受け続けてきたサーファーの1人です。今日のパフォーマンスで少しでもそんな彼に恩返しができて本当に嬉しく思います」

Lucas Chiancaは今回の優勝でナザレでのトーイン・コンテストにおける4回目の優勝を果たした形となっており、パドルインのナザレでのコンテストでの優勝を合わせるとトータル5勝という記録を樹立。

まさにナザレのビッグウェイブ・サーフィンにおいて、現環境最強。

今年もナザレにおける世界一のビッグウェイブ・ワールドチャンプに輝いた。

WOMENSはMaya Gageiraが2度目のタイトルを獲得!!

NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Maya Gabeira of Brazil wins the Best Female Performance at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)
NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Maya Gabeira of Brazil surfs in Heat 2 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)

2013年には全世界にナザレの危険を震撼させるほどの生死を彷徨う強烈なワイプアウトを経験したにも関わらず、そのトラウマを払拭して再びナザレのビッグウェイブに復帰を果たし、まさにその人生の大半をナザレの波に捧げてきたと言って過言ではない彼女が昨年に引き続きそのタイトル防衛に成功した。

1ヒートセッション目を終えた時点ではMichelle des BouillonsにリードされていたMaya Gabeiraは2ヒートセッション目でそれを上回るハイスコアをマーク。

「サイズがそれほど大きくなかったので、ジャッジがターンにスコアをつけていると気がつきました。だから2回目のヒートセッションではより滑らかなウォールの波を選んだのが功を奏しました。」Maya Gabeiraは言った。「永遠とも思えるほど長い怪我を克服し、再び試合に出場できて本当に良かったし、優勝できたことは復帰への素晴らしい方法でした。最年少のAntonio Laureanoとチームを組むことは特別でした。怪我をした後も彼は私をジェットスキーでトーインし続け、集中力を維持し、今回も私が必要な波を掴めるようにドライブしてくれました。今日はヒート時間との戦いの中で、レールサーフィンを行なうには非常に難しい日でした。通常のフリーサーフィンでは疲れたら休みますが、今回は試合なので行かなければならず、必要以上にリスクを負うことになりましたが、最終的には優勝できて本当に良かったです」

NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Michelle des Bouillons of Brazil surfs in Heat 4 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Laurent Masurel/World Surf League)

最終的に自分のペースを掴んだPedro Scoobyが、Lucas Chiancaとのチームを優勝に導く!

地元ポルトガルのNic Von RuppとフランスのClement Roseyroのチームがチーム優勝を持って行く勢いだった中、Pedro Scoobyは6.33ptと5.17ptをマーク。

NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Lucas Chianca of Brazil and Pedro Scooby of Brazil win the Best Team Performance at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)
NAZARÉ, PORTUGAL – JANUARY 22: Pedro Scooby of Brazil surfs in Heat 5 at the TUDOR NAZARÉ Big Wave Challenge on January 22, 2024 at Nazaré, Portugal. (Photo by Damien Poullenot/World Surf League)

この2本を決めたことによってチームを優勝へと導いた。

「2日前まで体調をひどく崩してリオデジャネイロの自宅のソファで寝ていたことが信じられません」Pedro Scoobyは言った。「母は気遣ってくれ、Lucas Chiancaが励ましてくれたので、来ることに決めました。私は今回の大会に全力を注ぎ、チーム優勝を勝ち獲るためにベストを尽くしました。Lucas Chiancaはとても才能があり、一緒にサーフィンをする中でいろいろなことを話し、強いつながりを持っているので、そんな彼と今日ここで共に優勝を掴むことができ、とても特別な日になりました。」

チームのランキングでは個人でもMENSで2位となったClement RoseyroとNic Von Ruppのチームが2位に、個人でMENS3位となったRodrigo KoxaとVitor Fariaのチームが3位入賞を果たした。

チーム、WOMENS、MENSそれぞれの各大会結果は下記の通り。

チーム

優勝:Lucas Chianca & Pedro Scooby

2位:Nic Von Rupp & Clement Roseyro

3位:Rodrigo Koxa & Vitor Faria

4位:Pierre Rollet & Rafael Tapia

5位:Eric Rebiere & Sebastian Steudner

6位:Andrew Cotton & Will Skudin

7位:Michelle Bouillons & Ian Cosenza

8位:Maya Gabeira & Antonio Laureano

9位:Joao De Mecedo & Antonio Silva

WOMENS

優勝:Maya Gabeira

2位:Michelle Bouillons

MENS

優勝:Lucas Chianca

2位:Clement Roseyro

3位:Rodrigo Koxa

4位:Sebastian Steudner

5位:Pedro Scooby

6位:Rafael Tapia


まさに死と隣り合わせのビッグウェイブ・サーフィン。

今回の大会に出場を果たした18名の選手たちすべてに、感謝と敬意を払いたい。

感動をありがとうございました。

さらなる詳細は下記リンクをチェック!!


>>WSLオフィシャルサイト



yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ