カリフォルニアのレモーにあるKelly Slaterによる人工波”Surf Ranch”を舞台に、現地時間の9/8(土)、CT第8戦”Surf Ranch Pro”が開催された。

この日はMENS総勢36名の選手全員がクオリファイ・ラウンド最後の1本ずつとなるレギュラーとグーフィーに乗るRUN3を終えた中、注目の大原洋人は朝8:40よりRUN3を開始。

ファイナルラウンド進出のボーダーラインである8位入賞を果たすために必要なスコア8.70ptという状況の中、まずは最初にグーフィーの波で6.23ptをマークして逆転に必要なスコア6.97ptまで詰め寄る!!

Hiroto Ohhara. Photo by WSL.

 

しかし、次に乗ったレギュラーの波では出だしのターン数発からのギリギリのタイミングでチューブに入っていったところまではよかったが、深いチューブを狙い過ぎてしまい、まさかの途中で痛恨のワイプアウト。

もしこのチューブを抜けられていたらハイスコアが期待できたのではないかと思われるほどリップからのチューブに入るまでのタイミングが絶妙だったが、3.33ptとスコアを伸ばすことができず、惜しくも逆転ならず。

最終的には30位で本ビッグイベントをフィニッシュした。


Hiroto Ohhara.

 

ファイナル・ラウンド進出とはならなかった大原洋人だったが、その存在感は十分で、お昼くらいにはWSLのブロードキャストにも出演。

非常に多くのギャラリーが見守る中、会場の巨大スクリーンにその模様は映し出され、コンテストを盛り上げた。


Burton Lynch & Hiroto Ohhara on Broadcast.

 

さらにクオリファイ・ラウンドのRUN2までが終了した時点で2位のポジションにつけていた五十嵐カノアは、午後1:20からRUN3がスタート。


Kanoa. Igarashi.

 

グーフィーの波ではソリッドなリップを連発した後にバックサイド・リバースからのグラブレール・チューブというプログレッシブなコンビネーションを交えたライディングで7.90ptをマークしてバックアップをあげると、一度RUN3でスコアを伸ばしたKelly SlatarやFilipe Toledo、 Owen Wrightたちによって7位となってしまっていたポジションから一気に3位まで浮上!

勢いに乗ったところでスタートとなったレギュラーの波ではインサイドで高さのあるカラップ・フリップを試みて見事着水したかに見えたが、ここで痛恨のワイプアウト。

5.40ptとスコアを塗り替えることはできなかったが、見事ファイナルラウンドへと駒を進めた!

おめでとう!!

 

大会最終日となる現地時間の9/9(日)の五十嵐カノアの出番は、RUN1が10:12となるので日本時間の9/10(月)午前2:15、RUN2が12:42となるので日本時間の同日午前4:42、RUN3が2:26となるので日本時間の同日の朝6:15の予定。

 

五十嵐カノアのファイナルラウンドでのさらなる快進撃に期待したい!!

Go Kanoa!

Go Japan!!!

LIVEの方をお見逃しなく!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ