ブラジルのサクアレマで開催されていたWSL CT第4戦”Oi Rio Pro”が現地時間の5/18(金)に無事終了となった。

ライトブレイクのダブル前後のコンディションとなったバックアップ会場であるバリーナへと再び会場を移した中、ラウンド4では10ptをマークしたFilipe Toledoがファイナルでオーストラリア出身のCTルーキーWade Carmichael(AU)を迎え撃ち、母国の熱狂的な応援も味方につけ、見事な超高速弾丸チューブで9.93ptを叩き出し、ぶっちぎりの優勝を飾った!!

 

今回、自身のキャリア6度目となるCT優勝を飾ったことで、CTランキング2位へ一気にジャンプアップ。

ワールドタイトル候補の一員に加わった。

実はFilipe Toledo、今大会の開催2日前に息子のコア君が生まれたばかりだった。

優勝のインタビューでは、

「多くのサポーターがいる中で優勝できて最高です。母国に戻り、たくさんのファンたちからのサポートがあった上、子供が生まれてきたり、信じられない気持ちです。子供や家族は自分にとって大切なモチベーションです。自分はプレッシャーがある方が力を発揮できるアスリートだと思ってます。そんな自分の子供につけたコアという名前は戦士を意味します。自分は勝利を目指す戦士でした」

とコメント。

ラウンド4で見せたバックサイド・フルローテーション・ビッグエアでの10pt、クォーターファイナルで対戦したKolohe Andino(USA)、セミファイナルでのJulian Wilson、ファイナルでのWade Carmichaelを相手に見せつけた圧倒的な強さの根底には、息子のコアが生まれてきたことで得たパワーがあったと言って過言ではないだろう。

そういう意味でも、Filipe Toledoにとって今回の優勝は、価値ある一勝となったに違いないだろう。

 

 

迎えるCT第5戦は5/27(日)から6/9(土)を開催期間とし、インドネシアのバリにあるクラマスを会場に行われる予定の”Corona BALI PRO”。

今回の準優勝でCTランキングを一気に5位へランクアップさせたWade Carmichael( AUS)、現在1位のポジションをキープするJulian Wilson(AUS)ほか、Filipe Toledo、Italo Ferreira、Gabriel Medinaといった現時点でのCTランカー・トップ5も含め、日本代表であるカノア五十嵐の活躍にも期待したい!!

 

Filipe Toledo、優勝おめでとう!!

さらなる詳細は下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>WSLオフィシャルサイト

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ