Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.


バーレイ・ヘッズでMick FanningとJoel Parkinsonのワールドチャンプ2名が繰り広げた華麗なるショー

現地時間と日本時間の5/10(土)に無事終了となったCT第6戦”Bonsoy Gold Coast Pro”にて、日本のみならず世界中に多くのファンを持つスーパーサーフスターMick FanningとJoel Parkinsonという歴代ワールドチャンプが戦うヘリテイジヒートが行なわれた。

幼い頃からの親友であり、ワールドタイトルを争ったライバル同士でもある彼らが対決するのは、2017年以来。

その貴重なヒートは干潮のためバーレイヘッズのコンディションが少し悪化してきたタイミングでのオンとなったが、ゴールドコースト・プロでそれぞれ2度の優勝経験を持つ世界チャンピオンの2人は最高のパフォーマンスを披露した。

チューブを見つけるのが得意なJoel Parkinsonは、最初の数本でチューブに突入していくが、なかなかで口を見つけることができず、メイクとならなかったが、その一方でMick Fanningは勢いをつけるためにターンできる波をチョイスし、それが功を奏したかのように見えた。

が、Joel Parkinsonが連続でセットを掴むと、タイムレスなそのスタイルで軽快なチューブとカービングでハイスコアを重ね、16.83ptという素晴らしいトータルスコアを叩き出し、見事このヒートを制した。

「最高とは言わないけど、いい波がいくつかあったけど、最後はひどい波に変わってしまった」

とJoel Parkinsonは冗談ぽく言った。

「でも、楽しかったよ。僕にとってはサーフィンみたいなものさ。Mickも、とにかくみんなで楽しむことが大事だと思う。楽しかった。本当に楽しかった。花火みたいにすごいってわけじゃないけど、とにかくすごく楽しかった」

さらにMick Fanningは下記のようにコメント。

「このイベントには、特に昨日の午後、本当に素晴らしいサーフィンが見られた瞬間が確かにあった。今大会のハイライトはJulian Wilsonのカムバックだね。本当に興奮したよ。ツアーでもJulian Wilsonと戦ったことがあるし、いい友達でもある。だから、彼が戻ってくるのを見るのは最高だし、幸運を願っている」

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ