Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

WJC womens Pro Junior World Champ, Luana Silva & 2nd, Kana Nakashio.

中塩佳那、

WJCプロジュニア世界2位となる!

フィリピンのアービツトンド・ビーチを舞台に開催されていたWSL主催のプロジュニア・ワールドチャンプ決定戦WJCは、現地時間と日本時間の1/17(金)にファイナルデイが行なわれ、MENS、WOMENS共にセミファイナルからファイナルまでの全スケジュールを消化。

注目の中塩佳那は、セミファイナルで1本目から7.00pt、2本目で7.43ptを叩き出してトータルスコア14.43ptをマーク。

ペルーのArena Rodriguezを抑えて見事ファイナル進出を果たした。

逆転に逆転を重ねる最後まで結果がわからない大接戦の末、

Luana Silvaがプロジュニア・ワールドタイトルを獲得

迎えたファイナルは中塩佳那とブラジルのLuana Silvaの対戦。

ヒート後半までLaura Silvaがリードする状況の中、最後の1本で6.00ptをマークした中塩佳那が逆転1位となったが、Laura Silvaが最後に掴んだ波で6.53ptと叩き出したことにより逆転返しを喰らう展開となってしまい、Luana Silveがプロジュニア・ワールドチャンプに輝いた。

悲願のプロジュニア・ワールドチャンプをあと一歩のところで逃すこととなってしまった中塩佳那の悔しさを思えば、それは計り知れない。

しかし今回こそ夢は叶わなかったが、ここまでハイレベルな戦いの中でこの素晴らしい結果を残し、世界に通用する十分な実力を持つことを証明してくれたことは間違い無いだろう。

とにかく最後まで結果のわからない、ハラハラドキドキする大接戦を繰り広げ、大きな感動を与えてくれた中塩佳那にこの場を借りて改めて、ありがとうと伝えたい。

そして、日本代表選手として現地で戦った他の選手たちはもちろん、コーチの田中樹プロ、そして毎日撮影に徹したBAGBEEオガキヨ氏をはじめとした波乗りジャパンの方々にも感謝の意を表したい。

中塩佳奈那は表彰台で、

「応援ありがとうございます。最後は悔しい終わり方だったんですけど、Luana Silveと素晴らしい対戦ができて嬉しかったです。」

とコメントを残した。

この経験を糧に、さらに強い中塩佳那に成長を遂げてくれることに期待したい。

Go Kana!!!

10ptでドラマチックな大逆転劇を展開したBronson Meydiが

史上初のインドネシア出身プロジュニア・ワールドチャンプに輝く

WJC MENS Pro Junior World Champ, Bronson Meydi & 2nd, Winter Vincent.

MENSファイナルはBronson MaydiとWinter VIncentの戦い。

1本目で8.77pt、3本目で9.07ptをマークしたWinter Vincentにコンビネーション・シチュエーションに追い込まれる絶望的な状況で逆転を狙うBronson Meydiが、3本目で10ptを叩き出し、さらに6本目の波でアーリーウープからのリエントリーで8.80ptをスコアしてバックアップをまとめると、まさかの逆転1位の座に躍り出る!
Winter Vincentが逆転に必要なスコア9.74ptという状況の中、そのままポテンシャルのある波が入ってくることはなく、見事Bronson MeydiがMENSプロジュニア・ワールドチャンプに輝いた。

さらに史上初となるインドネシア出身のプロジュニア・ワールドチャンプという記録も樹立。

おめでとう!

こうして無事に幕を閉じたWJC。

さらなる詳細については、下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!

>>WSLオフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ