Movie & Photos by ISA Text by colorsmagyoge.

 

エルサルバドルを舞台に開催中のISA World Surfing Gamesは日本時間の6/8(木)にコンテスト最終日が行なわれ、MENS、WOMENS共にファイナルまでの全スケジュールを消化。

この日は稲葉玲王がフランスのKauli Vaast、カナダのCody Young、スペインのGonzalo Gutierrezと対戦するリパチャージラウンド11からスタート。

Reo Inaba.

 

5.17ptと4.57ptをまとめたものの、ヒート後半にKauli Vaastが7.27pt、さらに8.33ptのエクセレントスコアを叩き出して一気に1位のポジションへ。

3位で逆転を狙う稲葉玲王も積極的に波を掴むがフィニッシュでの痛恨のワイプアウトでスコアを伸ばす事ができず、惜しくも4位でここにて敗退。

Reo Inaba.

 

今大会を8位でフィニッシュとなり、その日本人離れしたパワフルなサーフィンが世界に通用することを証明するには充分な結果を残してくれた。

 

その一方でラウンド7でペルーのLucca MesinasとMiguel Tudela、メキシコのAlan Clelandと対戦した五十嵐カノアはフィニッシュでエアリバースを決めるライディングで9.00ptと残り1分で掴んだグーフィーの波で8.80ptといったエクセレントスコア2本をまとめ、トータルスコア17.80ptとCTトップサーファーとしての強さをみせつけるダントツの1位でファイナルへ進出。

Kanoa Igarashi.

 

迎えたファイナルでもその快進撃に期待が掛かったが、8.00ptのエクセレントスコアをマークしたもののバックアップを伸ばす事ができなかった上、メキシコのAlan Clelandが9.73ptと8.50ptとエクセレントスコア2本を決めた上、ペルーのLucca Mesinasも9.10ptと7.07ptを叩き出すなど流れを掴む事ができず4位で今大会をフィニッシュ。

Kanoa Igarashi.

 

2度目のISA金メダル獲得こそ逃してしまったが、松田詩野と同じく、今大会で残した結果によって2024年のISA World Surfing Gamesに出場することを条件に2024年パリオリンピックのアジア男子出場権を内定させた!

 
今大会の結果はMENSでメキシコのAlan Clelandが金メダルを獲得。

Lucca Mesinasが銀、Miguel Tudelaが銅メダルを掴んだ。

MENS Gold Medalist, Alan Cleland.

 

またWOMENSはブラジルのTatiana Weston-Webbが金メダリストに輝き、カナダのErin Brooksが銀メダル、フランスのJohanne Defayが銅メダル、フランスのVahine Fierroが4位という結果となった。

WOMENS Gold Medalist, Tatiana Weston-Webb.

 

 

さらに国別においては日本が4位入賞!

ペルーが国別1位で金メダルを獲得し、2位となったフランスが銀メダル、3位となったブラジルが銅メダルを獲得した。

 

4位の五十嵐カノアがカッパーメダル、さらに国別でも4位でカッパーメダルを獲得と素晴らしい結果を残してくれた波乗りジャパン。

 

長い大会期間を戦い抜き、多くの感動与えてくれた日本代表チーム全員にこの場を借りて改めて感謝の気持ちと敬意を示したい。

波乗りジャパン、ありがとうございました!

 

>>ISAオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ