Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

ブラジルのサクアレマを舞台に開催中のCS第6戦”Corona Saquarema Pro”は、現地時間と日本時間の11/7(月)にファイナルデイを迎え、MENS、WOMENS共にクォーターファイナルからファイナルまでの全スケジュールを消化。

日本人選手で唯一この日まで勝ち上がってきた注目の都筑有夢路はクォーターファイナルのヒート3でSummer Macedoと対戦。

1本目からバックサイドでパワフルなリッピングを連発するライディングで7.17ptのハイスコアを叩き出すとそのままの勢いを保ったまま3本目には再びバックサイドで6.47ptをスコア!

 

トータルスコア13.64ptをマークし、見事セミファイナルへと駒を進めた!!

迎えたセミファイナルではヒート2でAlyssa Spencerと対戦。

1本目から5.33ptをスコアして流れを掴んだかのように見えた都筑有夢路であったが、Alyssa Spencerが2本目に4.00ptをまとめ、3本目に8.67ptのエクセレントスコアをマークして1位のポジションへ。

逆転を狙う都筑有夢路が3本目にパワフルなバックサイドで7.23ptのグッドスコアをマークするが、逆転に必要なスコア7.33ptにわずかに届かず、その後も逆転を狙って積極的に波を掴むがあと一歩及ばず、ファイナル進出を目前にここで敗退。

3位という結果で今大会をフィニッシュした。

 

 

その一方でこのヒートを勝ち上がってファイナル進出したAlyssa Spancerが見事WOMENS優勝を決めた!!

 

MENSファイナルはブラジルが生んだワールドチャンプGabriel MedinaとRamzi Boukhiamの対戦。
2本目で7.00pt、5本目では6.43ptをまとめて1位のポジションをキープしていたRamzi Boukhiamであったが、Gabriel Medinaが残り7分で掴んだ7本目の波で7.17ptを叩き出すと、逆転に必要なスコア6.26ptまで一気に詰め寄り、迎えた残り4分を切ったところで再び掴んだセットの波で6.50ptを叩き出してまさかの逆転成功!

ここで優勝を果たせば2023年CT入りを決めることができたRamzi Boukhiamにとっては残念な結果となってしまったが、ワールドチャンプの底力を見せつける形で見事優勝を果たしたGabriel Medinaが自国ブラジル全土を歓喜の渦に飲み込む最高の結果を残した!!

 

こうして無事幕を閉じたCS第6戦。

残るはハワイのハレイワを舞台に現地時間の11/27(日)からコンテスト期間に突入するCS第7戦”Haleiwa Challenger”のみ。

日本人選手たちのさらなる快進撃に期待したい!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ