Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.


タヒチのチョープーで開催されていたCT第10戦”Outerknown Tahiti Pro”は日本時間の8/20(土)にコンテスト最終日が行われ、前日のエピック・コンディションと比べるとかなりサイズダウンした波となった中、MENS、WOMENS共にファイナルまでの全スケジュールを消化。

“WSL FINAL”出場権を賭けたラウンドオブ16のヒート7において、残り2分で9.70ptを叩き出して大逆転を果たして世界中に感動を与えた注目の五十嵐カノアはクォーターファイナルのヒート4でMiguel Pupoと対戦。

1本目から7.50ptのハイスコアをマークしたMiguel Pupoがヒートの流れを早くも掴んでリードする中、前日同様逆転を狙う五十嵐カノアであったが、コンディション的に綺麗に大きなチューブになる波が少なく、3本目に6.27ptをスコアするものの惜しくもここで敗退。

今大会を5位でフィニッシュとなった。

 

 

ここで勢いを得たMiguel Pupoは水を得た魚の如くセミファイナルでは Caio Ibelliを、ファイナルではワイルドカードで出場したダークホース、Kauli Vaastを粉砕してMENS優勝を勝ち獲った!

おめでとう!!

 

さらにWOMENSではBrissa Hennessyとのファイナルを大幅にリードする形で制したCourtney Conlogueが優勝!

 

MENSファイナル進出を果たして準優勝を遂げたKauli Vaast、クォーターファイナル進出を果たした43歳の元CTサーファーNathan Hedge、さらにWOMENSでセミファイナルまで進出を果たしたタヒチ出身のVahina Fierroなどワイルドカードで出場した選手たちが世界トップレベルのパフォーマンスと大活躍を果すなど、数々のドラマが展開された本イベントも無事幕を閉じた。

こうしてMENS、WOMENS共にCTランキングトップ5が出揃い、その順位に応じて組み込まれたヒート表も正式に発表。

 
WSL FINALは世界一プログレッシブな波と評されるカリフォルニアのロウワー・トラッセルズを舞台に、現地時間の9/8(火)から9/16(金)をコンテスト期間に開催予定となっている。

 

五十嵐カノアがワールドチャンプに輝くためには、1回戦目でItalo Ferreiraを、2回戦目でEthan Ewingを、3回戦目でJack Robinsonを、そしてファイナルとなる4回戦目ではFilipe Toledoに勝利しなくてはならない。

しかし、今シーズンは日本人プロサーファー初となるイエロージャージに身を包むなど、次々と歴史と記録を塗り替えていく五十嵐カノアだけに、やってくれる可能性は大!!

快進撃を繰り返し、日本人初のワールドチャンプに輝いてくれることに期待したい!!

Go Kanoa!!!

Go Japan!!!!!

WSL FINALから目が離せない!!

 

>>WSLオフィシャルサイト

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ