セレモニーに参加した松田詩野、 村上舜  Photo: ISA /Sean Evans
松田詩野、 村上舜 Photo: ISA / Pablo Jimenez

ISAワールド・サーフィン・ゲームス 2021 ISAの世界選手権、現地時間2021年5月29日から6月6日開催、現地時間5/29、各国2名参加のオープニングセレモニー「Sands of the World」が開催され、試合前の日本チームのオンラインによる記者会見が行われた。村上舜 Photo: ISA /Sean Evans

松田詩野 Photo: ISA /Sean Evans

 

日本代表「波乗りジャパン」代表選手6名 5/30現地オンライン記者会見のコメント

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五十嵐カノア :
2020
年は忙しい年であるはずが、コロナの影響で、ポルトガルとカリフォルニアを半々で過ごしました。いいレストができました。2021年のサーフィンの準備ができたし、今年はオリンピック、ISA、 WCT の大会でエネルギー100%です ! コロナがはじまった頃はカリフォルニアではサーフィンができなかったのでポルトガルでサーフィンの練習をして、ポルトガルがサーフィンできなくなって、カリフォルニアに戻り、自身のヘルスを大切にして、ゆっくりしていました。この大会では、日本チームにフォーカスして金メダルを取るサポートが一番の目標、勝つことが大切で、自分で良い結果を出すことがサポートになるし、みんなを盛り上げて、みんなが盛り上がるようにサポートするのが目標です。エルサルバドルは水が暖かく気温が熱いコンディションで、ラ・ボカナとエル・スンザルは乗りずらい波ですが、波が良い予報が出ているので大会を楽しみにしています。今年は日本チームにフォーカスしてサポート、金メダルを取れるように頑張ります。

都筑 有夢路 Photo: ©NSA

都筑 有夢路:
試合の個人戦で自分に集中するのも大事だけど、みんなの団結力が自分の勝ちにも繋がるのでチームで協力していきたいです。自分のサーフィンを試合で披露することが、チームが優勝する事に繋がると思うので優勝を目指して頑張ります。コロナの時は千葉の一宮でサーフィンとトレーニングをする時間が沢山あって、いつ試合があってもいい準備ができました。CTに出られた事は凄く嬉しい、勝っても負けても自分にとって良い経験になっているので、これからもその経験を生かして頑張っていきたいです。 この大会でもCTの選手は全員意識しています。オーストラリアから大会会場入りしました、波は柔らかい感じです。サーフィンの調整が2〜3日しかなくて難しく、普段よりちょっと長い板で調整したら波にあったのでそのボードを使います。この試合で優勝して、オリンピックでも金メダルをとることが目標です。

前田 マヒナ Photo: ©NSA

前田 マヒナ:
試合のピークのためにキッドさん(柔術)やロス・ウィリアムスさん(サーフィン)がコーチで、ハワイでトレーニングをしていました。ビッグウエーブとISAの試合のサーフィンのトレーニングで、両方やることが上手くできました。ビッグウェーブの場合はメンタルが一番必要だと思います、呼吸の練習やフィットネスのトレーニングも沢山しました。週に1回ヒートの練習をします。女性サーファーが少ないので、ジョン・ジョン・フローレンス 他、コーチのロスがビーチに男性選手を集め、男性と一緒に練習していました。エル・スンザルの波はホームのサンセットに似ています、ロ・ボカナはカリフォルニアの波に似ています。今年はシェイパーをエリック・アラカワに変えました。色々相談して準備しています。先を考えすぎるのは緊張しすぎて良くないので、Heat by Heatで集中したい、もちろん優勝したい気持ちもあります。

松田詩野 エルサルバドル Photo: ISA / Ben Reed

松田詩野:
現地は暖かくて、良いコンディションです。高校を卒業して学校へ行く縛りがないので、1週間とか2週間で泊まりで練習する時間ができました。サーフィンも千葉でトレーナーさんに同行してもらって、フィジカルとサーフィンの両方の準備ができました。 ISAはヒートが沢山あるので、トレーニングをして体力をつける準備をしていました。この大会は自分の中で大事で楽しみにしていた試合なので、気持ちも準備できる期間がありました。日本チームの代表枠を獲得するのと、チームでメダルを取ること、自分ができることを精一杯磨くこと。大会のサーフボードは日本で調子の良いボードと、大きな波を想定していつもより長め、小さい波も想定してボードを持ってきました。メダルを獲得して日本に持ってかえれるように、エルサルバドルでいい波に乗っていいライディング届けられるように頑張ります。

大原洋人 エルサルバドル Photo: ISA / Ben Reed

大原洋人 Photo: © NSA

大原洋人:
日本にいる間はサーフィンよりもトレーニングにフォーカスしていました。日本の試合が行われなくて、海外の試合が早く始まる想定で、自分の課題である海外の波に対応するトレーニングをしていました。日本の波は常に練習ができているので、苦手な大きな波への対応、海外での対策としてトレーニングしています。ホームの千葉では、自分が通っているジムのメンバーで、試合形式や、時間を計って調整していました。現地入りして1週間が経ち、難しい波でも調整がだいぶできてきました。5.8のボードを準備していましたが、波が予想より大きかったので、後から現地入りする宗像コーチに追加でボードを持ってきてもらいました。オリンピックは意識せず、試合を1つ1つやっていきたいと話した。

村上舜 Photo: ©NSA

村上舜:
現地入りして10日たって、体のコンディションも良くて、こちらの波にも対応できてきて、調子はいいです。湯河原をベースに練習していました。試合感は体で覚えているので、試合が始まればいつもどおりです。会場が2つあって、どちらも波が違うので対応が難しいです。エル・スンザルはレギュラー方向の波、パワーはそんなになくて、張ってこないタルい波、いい波に乗れると何回もターンができるので波選びが鍵になってくると思います。 メインになるラ・ボカは岸から近く、エル・スンザルよりパワーがあって、ここも波選びが鍵、重要になると思います。ボードは5.8 1/2  日本で調子の良いボードを持ってきいます。大会では1ヒート1ヒートこなしていって、金メダルを取ることを考えています。特に意識している選手はいなくて自分との戦いなので、自分の100%を出せれば結果がついてくると話した。

試合は現地時間の30日に男子メインラウンド1の24ヒートまでをラ・ボカナで、女子は24ヒートまでをエル・スンザルと、2つの会場で開催される。(時差日本が15時間進んでいる。)

NSA副理事長宗像富次郎氏のコメント
試合会場のポイント、ラ・ボカナは選手宿舎ホテルから徒歩3分、エル・スンザルは直線で1km、車で5分の場所、立地はとても良い、コロナ対策も入国前に陰性証明を出し、現地でもPCR検査を実施、陽性反応が出た関係者は政府の管轄のホテルで滞在。選手については72時間以内の陰性証明が必要で、あと2回PCR検査をする予定。選手、関係者は行動制限があり、ホテル、試合会場、本部のみで、街へのカフェ、レストランには主催者側から言われ規制制限され、感染リスクを抑える行動を取っている。エルサルバドルは昼間の気温が30度を超え、湿度も80パーセントで昼間の練習は難しい。選手は早朝の練習をして朝食を取り、熱射病にならないようにしている。エルサルバドルの心配されいた治安は、空港からダウンタウンを経由してホテルへ行く際に、警察の車両がついてくれたり、ビーチも関係者しか入れないよう警察と観光局が協力して治安対策をしている。


大会名:“サーフシティ・エルサルバドルISA ワールド・サーフィン・ゲームス 2021”
場所:中米エルサルバドル (日本との時差15 時間)
期間: 5/29 -6/6

試合やイベントの様子は公式HP、Facebookにて
公式HP https://isasurf.org/event/world-surfing-games/
FACEBOOK  https://www.facebook.com/ISAsurfing/

GO JAPAN !!

Colors Magazine Editing Dept
カラーズマガジン編集部