Photos & Text by colorsmagyoge.

 

西高東低の冬型の気圧配置となり、連日に渡って西ウネリに恵まれている湘南エリア。

サイズアップしはじめた12/13(日)夕方は予想に反してオンショアが吹かず、沖合からのウネリだけが届けられたクリーンなファンウェイブとなり、その後夜から早朝までは強烈な南西の風に見舞われたが、朝2くらいのタイミングになるとオフショアに変わり、面ツル肩前後の波が出現。

かろうじてできるくらいの極小波が続いていた湘南サーファーたちでどこも混雑する中、この風の変わり目を狙い、大橋海人と連絡を取りあつつ、某サンドバーで落ち合うことになり、近くの駐車場に車を停めると、偶然にも松下諒大とローカル・サーフスケーターのカヤBOYに遭遇。

「いろいろ見たけどここが一番いいと思います!」

という松下諒大と共に早速セッションを開始!!

波は予想以上にオフショアに整えられるのが早く、セットの波はしっかりとしていて多少ワイド気味だったが、浅い地形にヒットして時折コンパクトながらチューブを形成。

松下諒大はさすがのスタイリッシュなサーフィンで波を次々と掴んではシュレッドしていく。


Ryota Matsushita.

 

冬らしい気温の低さとなったこの朝にして、まさかのシーガルで登場を果たしたカヤBOYが、そのまま2、3時間サーフィンし続けたのには驚かされた。

「もうシーガルはやばいですねww」

海から上がってきてそうコメントしてきたときには、今更気づいたのかと、その若さならではのクレイジーぶりにわからされたことは言うまでもない。


f/s Seagull Carving by Kaya Boy.

 

遅れて登場してきたのは茅ヶ崎が生んだ世界的スーパーサーフスター大橋海人。

いい波が少なかったこの日においても厳選した波選びでいい波を掴み、打点の高いバックサイド・リップからチューブまで、怪我から復帰したばかりとは思えないスタイリッシュかつハイレベルなサーフィンを披露してくれた。


Kaito Ohashi.

 

プロサーファー数名が集結した中、誰一人としてチューブをメイクできなかったこの日において、波は小ぶりだが連続写真として静止画で見ると改めてその際どく高度なテイクオフからチューブになだれ込んでいるかがわかる大橋海人の1本。

こんな位置からテイクオフしたら99%のサーファーはパーリングするに違いない。

しかし、それをいとも簡単に、気づくことができるサーファーにしか気づくことができない高次元でメイクしてしまうのが大橋海人の凄さ。


Kaito Ohashi.

 

続いて登場を果たしたのは、テラスハウス出演により一気にスターダムへと上り詰めた金尾玲生。

サーフィンとスケートボードを融合させたオリジナルスタイルを武器に、現在はアパレルブランドSolidをプロデュースし、このコロナ渦においても多忙な毎日を送る中、地元のグッドコンディションだけは絶対に逃さない。


Reo Kanao.

 

フロントサイドのクローズセクションに仕掛けるロールインであっても、フロントサイド・グラブを交えるなど、細部に渡ってこだわりを感じるそのスタイルはオシャレな金尾玲生ならでは。


Reo Kanao.

 

そんな金尾玲生や大橋海人たちがポジショニングするピークよりも少し西側のレギュラーのピークに上手いサーファーの姿を発見したのでカメラを覗いてみると、なんと村上蓮の姿が。

西ウネリを拾わない地元湯河原からフットワーク軽くこのサンドバーを見つけ出す嗅覚はさすが。


Ren Murakami.

 

さらに村上蓮と共に同じHRS SURFのメインプロライダーとして活躍するフォトジェニックなフリーサーファー的プロサーファー飯田航太も登場。

colorsmagがカメラを構えていた位置からは逆光ギラギラであまりいいショットを残すことができなかったが、エアリバースにリップセクションにおけるバーティカルなフロントサイド360°と、エンターテイメント性の高いライディングを連発していた。

その模様はHRS SURFの映像がより鮮明であったことから下記HRSインスタアカウントの投稿を引用させて頂きます。

 

この投稿をInstagramで見る

 

HRS SURFSHOP Shonan#Japan(@hrssurf)がシェアした投稿


伊豆からは多々戸生粋のロコボーイなプロサーファー石原壮がショーアップ。

大野Mar修聖を幼い頃から見てきた石原壮ならではのしなやかなライディングを連発していた。


So Ishihara.

 

セッションの途中、エアの着地でボードを真っ二つに折ってしまい、ボードを交換して再び現れた松下諒大。

ボードを変えてからさらに調子の良さそうなライディングを連発してくれたその模様は明日公開予定となっております、このセッションのグッドライドのみを集めたcolorsTVの映像をぜひチェックしてください。

とにかくスピーディーかつトリッキーでありながら、憎いほどの内股スタイルであらゆる技を決めてくるフォトジェニックぶり。

湘南オープンの歴代チャンプにも輝いた実績を持つ、その実力が本物であることは言うまでもない日本指折りのトッププロサーファーのひとり。


Ryota Matsushita.

 

こんなプロサーファーだらけのスーパーセッションにおいて、プロ顔負けのライディングを連発していたのはオーストラリア留学から日本に帰国を果たしたサーフスケーター斉藤祐太朗。

今日すでに公開させて頂きました、この日のシークエンス・オブ・ザ・デイとなった松下諒大のバックサイド・1 O’clock リッピングと並ぶベストシークエンスとなったレイバック・ロールインを披露し、それについては、colorsTV同様、明日の記事で公開予定。

下記はこの日のベストムーブとなる松下諒大のバックサイド・1 O’clock リッピングとなっております。

【シークエンス・オブ・ザ・12/14(月)】バックサイド・1 O’clock バーティカル・リップ by 松下諒大

 


Yutaro Saito.

 

今週末まで波が続いてくれそうな湘南エリア。

キーポイントは風が整うベストな瞬間にベストな場所にいることができるのかどうかということ。

極小波から湘南サーファーを救ってくれる西高東低に感謝!!

一生滑走!!!

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ