Movie by Misao Tako. Text by colorsmagyoge.


 

 

 

息子の蛸優樹はcolorsmagでもお馴染みのGoProスペシャリストOCTOPUSFILMとして活躍しつつ千葉の東浪見の目の前にあるSEQUENCE STORE千葉を営み、父の蛸操氏はSEQUENCE surfboardsのシェイパーであり、そして何よりも現役のビッグウェイブハンターとして活躍する言わずと知れたスーパーレジェンド。

まさに日本のサーフシーンを代表するロイヤル・プロサーファー親子であるそんな彼らが、2004年に親子水入らずで行った西日本の某河口での台風セッションを記録した貴重な映像をお届け!!

下記は、その当時を振り返る蛸優樹の回想録的ショートインタビューとなっております。

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いや、ほとんど記憶にないんですよねw

確か、18歳の時でまだプロになる前だったかな、いや、プロになった20歳ぐらいの時だったかな。

そこの海はなかなか地形が決まらない場所で、久々に決まったからと、レジェンド・サーフィンフォトグラファーの近藤公朗さんから集合がかかって親父と一緒に車を走らせました。

この海はローカルが厳しい場所だったので、人のいないショルダー側でずっと待っていて、それでも十分過ぎるくらい良い波に乗れたことを覚えてます。

当時の自分はまだサーファーとしての経験不足で、そんなスペシャルな波でサーフィンをすることがなかなかなかったのでこの波を目の前にした時、あまりの波の良さに戸惑いを感じるぐらいでした。

映像には残っていないけど、もっとすごい波がたくさんありました。

この時のアーティクルは当時のサーフィンワールドかSURF1stに特集として掲載されたと思います。
普通だったらローカルがきつくてたやすく入れるような場所ではないのに、初めて来た自分でもすんなり波に乗せてもらえたのは、やっぱり親父が今まで培ってきた経験とコミュニティがあってこそなんだなと、この時改めて実感しました。

それにしても、この映像久々に見て、この時の映像あったんだって思いました。

今となっては、自分も仕事をし出して、普通に近い生活をしていてああいう波に出会う機会も少なくなりました。

でも、この時はああやって良い波を追いかけることができていたんだなって、今になって改めてそのありがたみを感じます。

その時知り合ったローカル方たちが今会っても変わらず受け入れてくれることに本当に感謝しています。

なのでまた行ける機会があればまた挨拶しに行きたいなと思ってます。

最近では親父と二人で出掛けることもあまりなくなった中で、この当時は親父と一緒にこうやって良い波を求めて出かけてたんだなぁって思います。

この映像を見るまで、こうやって親子ふたり旅が記録に残っていたことを知らなかったので、本当に記録に残っていて嬉しいなと思います。

by 蛸優樹

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ