Photos & Text by colorsmagyoge.

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Alex Knost.

 

日本時間の7/30(土)、現地カリフォルニア時間の7/29(金)。

ハンティントンビーチを会場に開催中の世界最大級のサーフィンコンテスト

“VANS US OPEN of SURFING 2016″のDAY5が行われた。

Joel Tudorにそのスタイルを認められた者のみが招待選手として参加できる

スペシャルイベント”DUCT TAPE INVITATIONAL”のクォーターファイナルを

早朝のうちに終わらせると、注目の大原洋人とカノア五十嵐が出場する

MENS QS10Kのラウンド4がスタート。

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Hiroto Ohhara.

 

ヒート2に組み込まれた大原洋人は

若手CTサーファーのひとりであるRyan Callinan(AUS)と

世界の注目を浴びるトッププロジュニアであり、

本ビッグイベントではプロジュニアとダブルエントリーでありながら

どちらのディビジョンでも好調なサーフィンを見せて勝ち上っている

Ethan Ewing(AUS)と対戦。

先手必勝と言わんばかりにヒートが始まってすぐに入った

レギュラーの波を掴んだ大原洋人はここで6.50ptをマーク。

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Hiroto Ohhara.

 

3本目の波で5.27ptをバックアップにまとめて1位のポジションをキープしつつ、

Ethan Ewingと共にアウトでいい波を待ち続けるも

1本目で6.07ptをスコアしていたRyan Callinanが

その隙にインサイドでテンポよく波を数本掴んでスコアを重ね、

5本目の波でエアリバースをメイクして6.93ptをマークし逆転1位のポジションへ。

その直後に入ったセットの波をEthan Ewingがグーフィーへ、

大原洋人がレギュラーへと分かれ、

大原はこの波で6.43ptとバックアップ・スコアを上げるも

Ethanが7.00ptをスコアして一気に1位に躍り出ると、

ここに来て大原洋人がまさかの3位のポジションへ。

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Hiroto Ohhara.

 

逆転に必要なスコア6.51ptと十分可能性のあるなか、

波が入らないまま時間だけが刻々と過ぎ去っていき、

無念にも熾烈な僅差の戦いに敗れ、

ディフェンディング・チャンピオンもここで姿を消すこととなってしまった。

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その一方で、ラウンド4のヒート6に出場のカノア五十嵐はTorrey Meister(HAW)、

さらに昨年度のUS OPENプロジュニアチャンプであるGriffin Colapinto(USA)と対決。

ちょうどこの前のヒートにたくさん波が入ったばかりで、

ぴたりと波が止まった状況で前半戦の10分間を終えたこのヒートは、

終始波数が少なく、カノアとGriffinはアウトで波を待ち続け、

そんななかでも手前に入るショルダーの張ってくる波を選びエアリースで5.67pt、

4本目の波で8.00ptを叩き出したTorrey Meisterが1位のポジションをキープするなか

後半戦に差し掛かったところでようやく良い波を掴んだカノアが7.00pをマーク!

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Kanoa Igarashi.

 

その後も良い波を探してアウトを右へ左へパドルしまくるも

会場左側で掴んだ6本目の波で5.50ptをマークして

バックアップを上げたところで無事にヒートは終了。

ヒヤヒヤする展開となったが、2位のポジションでラウンド5へと駒を進めた!

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Kanoa Igarashi.

 

迎えるラウンド5のヒート5ではConner Coffin(USA)と対戦予定。

さらなる快進撃に期待がかかる!!

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昨年度のUS OPENチャンプである大原洋人が敗退してしまうという

大波乱となったVANS US OPEN of SURFING 2016のコンテストDAY5。

迎えるコンテストDAY6となる日本時間の7/31(日)、現地時間の7/30(土)は

日本時間の7/31(日)深夜0:50より小林桂、森友二が対戦する

プロジュニアのセミファイナル、ヒート1がスタート予定。

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その後にMENS QS10Kラウンド5のヒート8までが行われると、

今度はWOMENS、MENS共にプロジュニアのファイナルと、

DUCT TAPE INVITATIONALのファイナルが行われる予定。

果たして、カノア五十嵐、小林桂、森友二たちはどんな活躍を見せてくれるのか!?

Go Japan!!!

LIVEをお見逃しなく!!

 

>>VANS US OPEN of SURFING 2016

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ