Photos & Text by colorsmagyoge.

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2nd, Kaito Ohashi.  Winner, Luel Felipe.

 

7/14(火)から開幕となった国内最大級のサーフイベントとなる

ムラサキスポーツ湘南オープン。

台風一過の晴天に恵まれた7/18(水)は

WSL Japan主催のQS1500″ムラサキスポーツ湘南オープン”の

ラウンド5からファイナルまでを消化。

優勝は大橋海人とのファイナルを僅差で制したLuel Felipe(BRA)となった。

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Luel Felipe. 

 

なんとこのLuel Felipe、ブラジルの家族より

いとこの訃報をこのコンテスト中に日本で受け、

その悲しみと、いとこの分までがんばろうという一心で

今回の勝利を勝ち取った。

しかも奇遇なことに、その亡くなってしまった

いとこのニックネームが”ジャパニーズ”だったらしい。

とにもかくにも、Luel Felipeおめでとう!!!

 

そしてそんなFelipeに敗北を喫したが、

2位となった大橋海人に次いで

素晴らしい活躍をみせてくれた日本人プロサーファーとなった渡辺寛。

パワフルなドライブの効いたターンを武器に、

クォーターファイナル進出を果たし、5位という好成績を残した!

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Kan Watanabe.

 

そして今大会において特筆すべき出来事は

カノア五十嵐と大橋海人が一騎打ちとなったセミファイナルのヒート2。

この一戦が事実上のファイナルだったのではないかと思うくらい

逆転に逆転を重ねるエキサイティングな展開に

会場を興奮の坩堝へ陥れたことはいうまでもない。

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Kaito Ohashi.

 

 

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Kanoa Igarashi.

 

そしてそんな大橋海人の活躍の陰には

HURLEYチームマネージャーである糟谷修自プロはもちろん、

同じ地元茅ヶ崎のプロサーファーの大先輩にあたる

佐藤和也の存在があったことをここに伝えておきたい。

試合が始まる数週間前から大橋海人のライディングを毎日ビデオに撮影し、

それを見ながらテクニックや改善点、

良かった部分などをディスカッションして意識を高めつつ、

試合が始まってからはよりリラックスした状態で挑めるようにと

メンタル的なケアもこなすなど、縁の下の力持ちとして

今回の大橋海人の活躍を陰で大きく支えていたことは言うまでもない。

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Kaito & Shuji Kasuya.

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Taishi Kume & Kohei Kume, Kaito Ohashi, Chihito Ohashi, Kazuya Sato, Sayo chan, yozilow.  Team Chigasaki.

 

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Kaito Ohashi.

 

充分な波にも恵まれ、

1日を通して素晴らしいサーフィンバトルを見ることができた

今回のQS1500″ムラサキスポーツ湘南オープン2015″。

会場となる鵠沼海岸と鵠沼スケートパークでは

7/20(月)までみんなが楽しめるイベントが目白押しとなっている!

ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

>>ムラサキスポーツ湘南オープン

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ