Photos & Text by colorsmagyoge.
昨年、世界同時ローンチという
センセーショナルなデビューを果たした
カリフォルニア発のアパレルブランド”VISSLA”。
“CREATORS & INNOVATORS”をコンセプトにサーファーだけでなく
シェイパーをサポートするなど、
他のブランドとは一味違ったイメージを売りに
世界中で人気上昇中のVISSLAをその本拠地であるカリフォルニアにて
取材する機会に恵まれた。
この日は朝からトラッセルズのコットンズ前の丘の上の高級住宅街にある
VISSLAのプロダクト、デザインに携わるRob McCartyの豪邸にて
日本のVISSLAを代表するライダーのひとりでカリフォルニア在住の
大塚栄をはじめ、VISSLAトッププロライダーのCam Richards、
元USAチャンプでマーケティングを担当するVince De La Penaと合流。
近隣の住人以外は使うことができない
高級住宅街から海へと降りるシークレットな階段を降り、
オンショアが吹く前に早朝セッションを開始!!
Rob McCarty, Cam Richards, Vince De La Pena.
波は潮が多かったため少しスローなブレイクであったが、
そんななかでもセクションを逃さず、
一瞬のチャンスを活かして様々なトリックを繰り出すのは
VISSLAのトップコンペティション・ライダーのCam Richards。
カリフォルニアでなく、アメリカのウエストコーストをホームとする
ワールドレベルなトップサーファーだ。
静岡出身でありながら、現在はカリフォルニアを拠点に
いまや世界一流シェイパーの一員となったTomoことDaniel Thomsonの
シャドーシェイパーとしてTomoにもその腕を認められる
シェイパーでサーファーという肩書きを持つ大塚栄。
ショートボードはもちろん、ロング、シングル、ツイン、シモンズと
板の種類に合わせて自分のスタイルをアレンジできる
本格派オールマイティー・スタイリッシュ・サーファー。
自らがシェイプしたボードに乗って見事なミュートグラブ・エアを披露。
そんな大塚栄がシェイプしたボードに興味を持ったCam Richardsが
沖でボードを交換して大塚栄のボードにトライ。
幅広めの四角いアウトラインをしたヘンテコリンなボードだったことから
最初の2、3本は手こずった様子だったが、
コツをつかんだ瞬間に水を得た魚のごとく、
さすがのひとことに尽きる素晴らしいパフォーマンスを連発した。
Cam Richards with Sakae Shape.
VISSLAのマーケティングのトップを務める
Vince De La Penaは、Kolohe Andinoの実父にあたるDino Andinoや
colorsmagでもお馴染みのエアのパイオニアChristian Fletcherたちと
同じ世代のプロサーファーで、全米チャンプにも輝いているサーファー。
エアなどの派手な動きを行ったりはしないが、
その洗礼されたライン取りとレールワークで
一際光るライディングを見せていた。
その人柄もとても優しく、気配りと思いやりがあり、
とても親近感を持てる方でした。
このセッションにおいて最年長にあたるRob McCartyは
もともとサーフボードのカラーリングを仕事にしていた経歴を持つだけに
ガレージに並ぶサーフボードはどれも
そのセンスの高さ、鮮やかな色使いに思わず目を奪われるものばかり。
さすがVISSLAのプロダクト、デザインを担当するだけあると勝手に納得。
予想以上に早くオンショアが吹き始めたため、
小一時間程度でセッションは終了。
明日はVISSLAがサポートする左右非対称ボード、
すなわちアシンメトリー・ボードを得意とする
注目のシェイパー、Donald Brinkのシェイプルームへ
潜入取材したときの記事を発信する予定。
乞うご期待ください!!