「デビル西岡が台風になってやって来た」

予報に反して朝から雨に見舞われ、スケートボードのヒート半ばで中断を余儀なくされたコンテストDAY1となった9/16(土)。

まさにサーフィン界とスケートボード界の両方において大きな影響を及ぼした唯一無二のスーパーレジェンド、今は亡きデビル西岡こと西岡昌典氏は台風18号に姿を変え、帰って来たTHE SURFSKATERS 16の会場となる茅ヶ崎の裏パークへ舞い戻ってきた。

「ほらよオメェら、自分たちだけ勝手に楽しもうったってそうわ行かねぇぞこの野郎!」


THE SURFSKATER 16 DAY1.

 

迎えたDAY2となる予定だった9/17(日)はデビル西岡台風18号が最も関東に接近した影響であいにくの暴風雨となり、当初予定していなかった9/18(月・祝)にDAY2を行うことに。

 

早朝は晴天ながらかなり強めの南西のオンショアの風となり、スケートランプの上は砂だらけ、波はどこが沖なのかわからないくらいサイズのデカいスーパージャンク・コンディションとなりながらも、まずはスケートボードのヒートからスタート。

この頃からすでに強かった風も弱まり始め、お昼過ぎには無事に各クラスの全ヒートを消化。

サーフィンのヒートがスタートする頃には波もセットで頭オーバー前後まで落ち着き、各クラス白熱したサーフィンバトルが繰り広げられた!

まずはそのハイライトをお届け!!


24歳以上のFREAKクラスにおいてTHE SURFSKATERS史上初のサーフ部門とスケート部門の両方で優勝を果たし、文句なしの総合チャンプに輝いた岸田周。THE SURFSKATERSの歴史の中に多くの爪痕を残してきたアンチヒーローのひとり。Amane Kisida.

 


サーフスケートタウン茅ヶ崎でサーフスケートショップR SURFを営み、THE SURFSKATERSでは運営側のスタッフとしても多忙なスケジュールをこなしながらも、見事FREAKクラス総合2位に輝いた和田大。歴代サーフスケートチャンプのひとり。Dai Wada.

 


THE SURFSKATERが生んだアンチヒーローのひとり、山本健太はFREAKクラスの総合3位に。Kenta Yamamoto. Skate Shot by MURAFILMS.

 


FREAKクラスのスケート部門で2位、総合で4位となった708こと菱沼直哉。THE SURFSKATERSのスケート部門で数々の優勝を果たしてきた無敵の時代を築き、現在はシルクスクリーンでその場で生刷りが各地で話題を呼んでいる GLINDLODGE の中心人物としても活躍する。Naoya”708″Hishinuma.

 


今回のTHE SURFSKATERS 16を中心となって開催した金尾玲生の実兄である金尾脩平はFREAKクラスのサーフ部門2位。弟のように決して日の目を浴びることはないが、陰ながら実弟を支えた影の立役者の一人。まさに金尾脩平あってはじめて今回、金尾玲生が中心となったTHE SURFAKATERS 16が成功したと言って過言ではないだろう。Shuhei Kanao.

 


FREAKクラスのサーフ部門3位に輝いたDr.Aこと岸暁。医者でありながらもサーフィンとスケートボードを愛して止まないTHE SURFSKATERSオリジナルメンバーの一人。万が一誰かが怪我をしてもDr.Aがオフィシャルドクターとしていつも控えているので安心です。Akira Kishi.

 


元FineモデルでTHE SURFSKATERSの参加歴も長い田口祐一はサーフ部門4位に。Yuichi Taguchi.

 


THE SURFSKATERS切ってのスピードスター豊留一雄。今大会では本領発揮と行かなかったが、それでもFREAKクラスのスケート部門4位に食い込んでくるところは流石。Kazuo Toyodome.

 


VOLCOMのインターナショナルライダーとして活躍した経歴を持つ本物のスキルを持つプロスノーボーダー増田塁輝はFREAKクラスのスケート部門で3位入賞。サーフ、スケート、スノーの3S全てを網羅するおそるべし要チェックな3Sマスターのひとり。Ruiki Masuda. Skate Shot by MURAFILMS.

 


24歳以下のLOUDNESSクラスでサーフ部門とスケート部門の両方で3位となり、見事総合チャンプに輝いた休場匠。2011年に真木蔵人が主催したキッズキャンプに参加し、真木蔵人のプッシュサーフィンによって生まれて初めて波に乗り、そしてこの日、見事THE SURFSKATERSチャンプに輝くまでに成長を遂げた。Takumi Yasumiba.

 

The SURFSKATERS16 Surf Division / YUTARO 2017 Sep. from gbsablog on Vimeo.


オーストラリアにサーフスケート留学を果たし、今大会に参加するために凱旋帰国を果たした斉藤祐太朗はLOUDNESSクラスのサーフ部門は惜しくもファイナル進出ならなかったが、スケート部門で見事優勝を果たし、総合2位に輝いた実力派要チェックサーフスケーター。Yutaro Saito.

 


パワフルな滑りで見事LOUDNESSクラスのサーフ部門で優勝をかっさらい、総合3位に輝いた山中凛。今大会では多くの見せ場を作ってくれた新しいアンチヒーローのひとり。今後のさらなる活躍に注目!Rin Yamanaka.

 


LOUDNESSクラスのサーフ部門で準優勝。そして総合4位に輝いたのは茅ヶ崎出身のオリジナルスタイラー澤田昇太。休場匠と同じく、2011年に真木蔵人が行なったキッズキャンプに参加していたひとり。Shota Sawada.

 


弱冠9歳にして見事LOUDNESSクラスのスケート部門2位に輝いた徳田凱は、今回ベストスケート賞も獲得。カリフォルニアの西谷ファミリーによるDREAM CHILDに参加し、サーフスケート修行へ行ってきたばかりで、DREAM CHILDによる徳田凱フッテージは後ほどお伝え予定!乞うご期待ください!Guy Tokuda.

 


辻堂のサーファー通り沿いにあるサーフショップ”JIPANG”のオーナーで、歴代全日本チャンプでもある辻堂が生んだレジェンドサーファー小倉氏の息子でもある小倉海童は、湘南を代表するトップスケーターに成長。今大会ではリスクを恐れない並外れたハイオーリーを武器にスケート部門4位に。Kaido Ogura.

 


勝又正彦プロと同じ時代を駆け抜けたプロサーファー篠崎亨氏の息子である篠崎倫太郎はLOUDNESSクラスのサーフ部門で4位、そしてベストサーフ賞を獲得!休場匠、澤田昇太と共に真木蔵人のキッズキャンプに参加していた時代が懐かしい。Rintaro Shinozaki.

 


Girlsクラスの総合チャンプに輝いたのはスケート部門で2位、サーフ部門で優勝を果たした辻堂が生んだパンキッシュなロコ・サーフスケートガール高橋里菜。現在はVOLCOMのスタッフとしても活躍する本格派。Rina Takahashi.

 


今や世界で活躍する日本を代表する若手ガールズプロスケーターとしてその名を轟かせる小川希花はGirlsクラスのスケート部門で見事ダントツの優勝!しかし、デビル西岡台風18号のパワフルな波に手こずり、惜しくも総合2位に甘んじた。実は勝又正彦プロの甥っ子という筋金入りの横乗リストの血が流れるサラブレッド。Kihana Ogawa.

 

スケートランプでは、ギャラリーたちをクギ付けにする湘南出身のプロスケーターたちを中心とするスーパーデモセッションも繰り広げられた!


Togo Kuwamoto.


Sura-san Nishikawa.


Makoto”Capy”Nishikawa.


Shin Sanbongi.


Riku Denda.


Reo Kanao.

 

また、惜しくも入賞ならなかったが、多くの素晴らしいサーフスケーターズたちが本イベントを盛り上げてくれた。


見事オーストラリア予選を勝ち抜き、本イベントに参加を果たしたAfendsライダーのJordyは飛行機の時間がこの日の夕方だったため途中で会場を後に。


プロサーファーとして参加しながらも惜しくも敗退してしまった河谷佐助。次回は本戦でなく、プロサーファーのデモセッションにぜひ参加してもらいたい!Sasuke Kawatani.


宮崎から参戦してきたTreasure Isleファミリー、高島俊治率いるT-Boyz!タイダイのTシャツを身にまとい、子供ながらかなりインパクトのある滑りを見せてくれた!来年はこのメンバーが必ず上位に食い込んでくることは違いないだろう。T-Boyz.

 

西の空が茜色に染まり始めた頃には見事なオフショアのグッドコンディションとなり大橋海人、中浦JET章、松岡慧斗、金尾玲生、小嶋海生、小林直海、仲村拓久未、森友二、内藤遥、平原颯馬といったTHE SURFSKATERSにゆかりのあるプロサーファーたちを中心に最高のスーパーデモセッションが展開された。

Typhoon18 TSS16 DEMO SESSION from colorsmag on Vimeo.


Haruka Naito.


Kai Ojima.


Kaito Ohashi.


Naomi Kobayashi.


Takumi Nakamura.


Reo Kanao.


Yuji Mori.


Akira”JET”Nakaura.


Soma Hirahara.

 

まさに大盛況のまま幕を閉じたTHE SURFSKATER 16!

コンテストの枠にハマることができず、人が引いたレールを歩むことができず、それでも有り余るパワーを発散する場所を探していた元祖オリジナルメンバーたちが手持ち弁当でスタートさせたTHE SURFSKATERSという特殊でアンダーグランドなイベントは、サーフィンだけでなく、スケートボードと音楽までもビーチ上にひとつにした他に類を見ない欲張りな理想郷を実現化したことで、AJこと阿部純、真木蔵人、今は亡き佐久間洋之介に関根Big -G大地、そして金尾玲生はじめ、ここでは書ききれないほど多くのアンチヒーローたちを生み出し、一世を風靡してきた。

しかし、ある種の異端児たちが集まって作り上げてきたものだけに、個人個人がパワフル過ぎたことが仇となり、幾度となくハレーションを起こしながら、やがてみんながバラバラになり、いつしかこのイベントが何のためにあるのかすら忘れかけていたのかも知れない。

しかしこの日、忘れかけていた何かを取り戻し、参加選手、ミュージシャン、ギャラリーのみなさま含め、再びここに集結したみんながひとつになれた気がした。

 

「あばよまた来年」

デビル西岡台風18号は、結果的に素晴らしい結末を、帰ってきたTHE SURFSKATERS 16にプレゼントしてくれた。

 

まさにサーフスケートのパイオニア・デビル西岡から、THE SURFSKATERSの生みの親である勝又正彦プロへ、そしてそれを継承した金尾玲生プロが中心となった新生THE SURFSKATERS 16は数々の困難を乗り越え、見事大盛況のまま幕を閉じることとなった。


Masahiko”CUT’S”Katsumata & Reo Kanao.

 

来年もさらにパワーアップして戻ってくる予定のTHE SURFSKATERS 17をお見逃しなく!!

 

>THE SURFSKATERS

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ