Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

大原洋人が3位、五十嵐カノアが5位!

カリフォルニアのハンティントンビーチを会場に開催されていたCS第3戦”Lexus US OPEN of SURFING”は日本時間の8/3(日)夜から8/4(月)にかけてファイナルデイが行なわれ、MENS、WOMENS共にクォーターファイナルからファイナルまでの全スケジュールを消化。

MENSはLevi Slawson、WOMENSは2度目のUS OPENチャンプ獲得となったSawyer Lindbradが優勝を果たした中、注目の日本代表選手の活躍は、セミファイナル進出を果たした大原洋人が3位、クォーターファイナル進出を果たした五十嵐カノアが5位でフィニッシュするという素晴らしい活躍を魅せてくれた!

弱冠19歳のSawyer Lindbradが2度目のUS OPEN優勝を飾る!

Sawyer Lindblad. Photo by Pat Nolan/World Surf League.

弱冠19歳のSawyer Lindbradが2度目のUS OPEN優勝を飾り、Sally Fitzgibbons、Courtney Conlogue、Brett Simpson、五十嵐カノアと同じ記録を樹立してUS OPENの歴史にその名を刻んだ。

Sawyer Lindbradは2023年にUS OPEN優勝を果たしたことをきっかけにCT出場権を獲得。

2024年のCTではルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、今年初めにCTへの再出場権を獲得し、2026年シーズンはさらなる飛躍を狙う注目の選手である。

「とても嬉しいです。前回は予想外の勝利だったので、今回はプレッシャーを感じました。Tya Zebrowskiは最高のサーフィンをしていたから、おめでとうと言いたいです。家族と一緒にまた優勝できて本当に嬉しいです」

Sawyer Lindbradは言った。

「サーファーとして確実に成長できたと感じています。初優勝のおかげでCTに出場でき、キャリアの礎を築くことができました。特に予選落ちしてしまったので、今回の優勝は本当に特別な気持ちです。予選落ちしていなければファイナル5進出に向けて奮闘できたはずだったので、今回の優勝は良いリベンジになったと思います。」

弱冠14歳のTya Zebrowski、WOMENS準優勝

Tya Zebrowski. Photo by Pat Nolan/World Surf League.

14歳のTya Zebrowskiは決勝開始5分でトータルスコア12.34ptを叩き出し、早くもコンボに追い詰められたSqwyer Lindbradはバックハンドアタックを繰り出す絶妙な展開を見せ、6.50ptを叩き出してその差を縮め、ヒート開始から20分過ぎの重要な局面では、Sawyer Lindbradがフロントサイドでのパワーを活かし、6.23ptを叩き出してリードを奪う。

その直後、Tya Zebrowskiもフロントサイドで反撃。

しかし、スコアがわずかに届かず、Sawyer Lindbladはさらに6.67ptをマークしてリードを広げる中、Tya Zebrowskiは逆転を狙ってエアリバースを披露しが、着地に失敗して逆転ならず。

Sawyer lindbladが自身2度目のUSオープン・オブ・サーフィンのタイトルを獲得した。

「1年間、本当に一生懸命練習してきたのに、試合で結果が出ず、ヒートで結果が出なかった時は、本当にがっかりしました。でも、これは本当に素晴らしい気分ですし、努力が報われた気がします。観戦し、応援してくれた皆さん、そして毎日一緒に来てくれた家族に感謝します。」

MENSはLevi Slawsonが飛躍的な進歩を遂げ、優勝を果たす!

カリフォルニア州エンシニータス出身のLevi Slawsonは、QSやプロジュニアで複数回優勝、WSL世界ジュニア選手権準優勝、そして今回、毎年出場権獲得の脅威となるMateus Herdyを接戦の末に破り、USオープン・オブ・サーフィンのタイトルを獲得した。

CSランキング4位に浮上し、2026年CT入りを目指す。

「キャリアを通してこのような瞬間のために一生懸命努力してきました。USオープンはずっと観てきましたが、まさか自分がここにいるなんて夢にも思いませんでした」

とスローソンは語りました。

「Mateus Herdyと決勝で対戦するのは本当に辛かった。彼は本当に素晴らしいサーファーです。今はもう、感情が溢れ出ている。今週はとにかく冷静さを保とうと努力してきた。ここで何度もサーフィンをしてきたし、とにかく良いサーフィンに集中してきた。結局、自分自身に集中し、自分を信じ、すべてを信じることに尽きる。信じられない気持ちです」

大原洋人、CSランキング11位へ浮上!

Hiroto Ohhara. Photo by Pat Nolan/World Surf League.

CT入りを目指す大原洋人は、今回のUS OPEN3位入賞によってCSランキング11位へ浮上。

この調子で好成績を残していけば2026年CT入りの可能性は十分あり得る位置までランキングを上げることに成功した。

今年の大原洋人からは、やってくれそうなオーラが出ているだけに、その快進撃に期待したい!

>>WSLオフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ