SFJ(サーフライダーファウンデーション・ジャパン)の事務局長に就任し、日本情報通信株式会社のアスリート社員プロサーファーとして活躍する石川拳大が、木製サーフボード”アライア”を題材にサスティナブルな暮らしを発信するべく大学の卒業制作でリリースした映画”OCEANTREE ~The Journey of Essence~”から4年ぶりに第2弾となる作品を制作することを発表した。

今回の作品では、京都を舞台にした歴史上はつの木製サーフボード作りがテーマとなるとのことで、今から1200年以上もまえに平安京を築くために繁栄した京都市京北地域の山で採れた杉の木で、堤淺吉漆店4代目となる堤 卓也氏と共に 「漆アライア(木製サーフボード)」をシェイプ。

平安時代から日本の文化を支えてきたこの山でサーフボードが創り出されるのは歴史上初のことで、最後には京都の北部に位置する日本海の波を滑走する。

まさにたった1本の遊び道具が、山、里、川、海の大きな循環と繋がりを表し、サーフィンを通じて日本人が大切にしてきた地産地消の文化とサスティナブルな暮らしを改めて見つめ直すきっかけを与えてくれる壮大な仕上がりとなっている。

本作品は国内はもちろん世界に向けて発信することを前提に、2022年春に一般公開を予定している。

映画公開までの情報についてはOCEANTREEプロジェクト公式サイトやSNSはもちろん、常時colorsmagからも発信予定。

OCEANTREE第2弾の公開が今から楽しみでならない!!

[公式サイト] https://oceantree.thedayswater.com/ https://www.instagram.com/oceantree.project/

アライアとは 古代ハワイではアライアといった一枚板の木製サーフボードでサーフィンが楽しまれていた。 サーフィンの歴史には様々な説があるが、「波に乗る」原点としては漁業を終えた漁師が帰りに 丸木舟(カヌー)で波に乗ったことが、「遊び」としてアライアに発展したのではないかと考える。現 在でもハワイを中心にアウトリガーカヌーサーフィンが文化として根付いている。OCEANTREEが アライアを題材にする意味としては、一枚板の木製サーフボードがとてもシンプルだからだ。新し いモノがすぐに手に入るこの時代に、「シンプルな物にある奥深さと喜び」を表現したいという想い がOCEANTREEの作品には込められている。

  日本伝統文化と、サステナブルな暮らし 漆は「伝統工芸」と位置づけられ貴重な存在だが、今も続くその長い歴史から、現代に生きる私 たちが課題とする「持続可能=サステイナブル」な暮らし方へのヒントがあるのではないかと考え る。本作で共演する堤淺吉漆店4代目の堤 卓也氏は「若い子にも漆を身近に感じて欲しい」とい う想いから、サーフィンやスケボーやスノボーなどの遊び道具に漆を塗ってプロダクトとして発信 していたり、15年後に大きくなる漆の木を子供たちと苗から植えて森を作る「一般社団法人パー スペクティブ」を設立するなど、「過去・現在・未来」のために活動している。工芸を想い、地域を想 い、子供たちの未来を想い、楽しく変換する堤氏やその友人たちも共演する。

京都市京北の歴史について 京北は京都市の北部にある地域。杉の良材の産地として知られ、古代より水運を利用した京都 の重要な木材供給地であった。平安建都以来の木材供給地として古くから都の生活を支え、「御 料地」として皇室とのつながりが深く、日本の歴史・文化を支えてきた重要な地域だ。京北の山奥 には日本屈指の巨大杉の森があり、中には樹齢1000年といわれている巨木がある。京北の木こ り達は古くから山の資源を大切に受け継ぎ、未来へと引き継ぐために山を育ててきた。自然と調 和し、日本の原風景である里山文化を今なお引き継ぐ地域だ。

山と海の繋がり 海にあるゴミの約70%は街から来ているのはご存知だろうか。山と海は遠い存在のように思える が、地球は「水」として自然のサイクルが全て循環している。水は山から川を辿り海まで栄養など 様々な物を運ぶが、その中には人々が消費したゴミも含まれている。そして、水はまた山へと戻 るがゴミは海に残り続ける。まるで海が地球のゴミ箱のように。自然のサイクルに反して、ゴミは 循環しないのだ。海だけ見ていても、海の問題は解決されない。そんな地球規模の循環をアライ アと共に映像として可視化しながら、OCEANTREEプロジェクトとして表現する。

 

■ OCEANTREE Episode.2 メンバー 【石川拳大 / Kenta Ishikawa

1994年生まれ湘南出身、SFJ事務局長。家族の影響で4歳からサーフィンを始める。高校時代は オーストラリアのゴールドコーストに4年間留学。大学では卒業制作に映画『OCEANTREE ~ The Journey of Essense ~』を発表。現在は日本情報通信株式会社 (NI+C) のアスリート社員 として、国内外の大会に参戦。また、SFJの事務局長として海の保全活動も活発に行う。<主な実 績> 2014年・2015年 全日本学生サーフィン選手権大会 優勝 / 2015年・2018年 全日本サーフィ ン選手権大会 優勝 / 2016年 ISA世界大会 日本代表 / 2018年WSL湘南オープン4位 / 2016 年・2017年・2018年・2019年 日本代表 強化指定選手

[公式サイト] https://kentaishikawa.com/

 

【八神鷹也 / Yagami Takaya

1994年生まれ湘南出身、SFJクリエイティブディレクター。アーティストだった祖父の影響で小学 生の頃は絵や写真が好きだった。テレビに映った綺麗な海と波に乗る俳優の姿を見て13歳でサーフィンを始める。友人とスケボーやサーフィンを撮るのが趣味になり、16歳から映像業界に 本格的に飛び込みアシスタントで番組・CM・PV・PRやリオオリンピックのCMに携わる等様々な 現場を経験。20歳を機に活動の場を海外に広げ、航空会社のPRや絵描きxダンサーを追ってド キュメンタリーで世界一周する等、表現の幅は多岐に渡る。

https://www.instagram.com/takaya_yagami/

 

【堤 卓也 / Takuya Tsutsumi

1978年生まれ京都出身、SFJアンバサダー。明治42年創業の漆を扱う数少ない原材料店の『堤 淺吉漆店』4代目。国宝・重要文化財建造物の修復に採用されるなど、日本を代表する漆メー カーとして、新しい表現への挑戦を続けている。新たな活動「工藝の森」では子供達と0から森を 作るプロジェクトを発足し15年後の未来を創っている。<主な実績> 京都市「これからの1000年を 紡ぐ企業」認定 / 第3回三井ゴールデン匠賞 受賞

[公式サイト] https://www.kourin-urushi.com/

 

【ロドリゴ・マツダ / Rodrigo Matsuda

1981年生まれブラジル出身、SFJアンバサダー。また、シェイパー、デザイナー、木工職人、ラス カウッドワークスの創設者。2006年以来、ペルー、オーストラリア、日本、ブラジルで学んだ技術 で、すべて手作りの木製サーフボードを制作。優れた性能耐久性と環境への影響が少ない木製 のサーフボードを作る。日本をルーツに持つ彼は2019年に日本へと移住し、現在は国内を中心 に活動をしている。<主な実績> アライア制作500本以上

https://www.instagram.com/lascawoodworks/?

協賛
アピオ株式会社 ( https://www.apio.jp/ )
UNBY GENERAL GOODS STORE ( https://www.unby.jp/ )

THE OCEAN GARDEN ( https://theoceangarden.com/ )

DOVE Surfing Wetsuits ( https://dovewet.com/ ) GOHEMP ( https://www.gohemp.jp/ ) 熊澤酒造株式会社 ( https://www.kumazawa.jp/ ) SANU ( https://sa-nu.com/ )

堤淺吉漆店 ( https://www.kourin-urushi.com/ ) 一般社団法人パースペクティブ ( https://www.forest-of-craft.jp/ ) Lasca Woodworks ( https://www.instagram.com/lascawoodworks/ )

国際環境NGOサーフライダー・ファウンデーション・ジャパンとは カリフォルニアのサーファー達が、自主的に始めたサーフポイントの水質調査活動。それがサー フライダーファウンデーションのルーツだ。サーフライダーファウンデーションは、1984年にカリ フォルニアで発足。日本では1993年から活動を開始し、2011年に一般社団法人となった。現在 世界23ヶ国で活動し、約25万人のメンバーがいる国際環境NGOである。

[公式サイト] https://www.surfrider.jp/

本件に関するお問い合わせ OCEANTREEプロジェクト事務局 oceantree.project@gmail.com

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ