Movie  & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

オーストラリアのニューカッスルで開催のCT第3戦”Rip Curl Narrabeen Classic”は、肩頭前後の緩いオンショアが吹くコンディションの中、コンテストDAY3がキックオフとなり、MENS、WOMENS共にラウンドオブ16の全ヒートを消化。

今大会において初のCT参戦となった都筑有夢路は、WOMENSラウンドオブ16のヒート5でCaroline Marksと対戦。


Caroline Marks.

 

ラウンド1ではCT第2戦で準優勝を果たしたIsabella Nicholsを抑える活躍を魅せただけに今回のヒートでもその快進撃に期待がかかったが、次々と波を掴んでスコアを重ねるCaroline Marksとは正反対にいい波をまったく掴むことができず、その実力を発揮できないままヒートは終了。

初のCTを9位でフィニッシュした都筑有夢路。

今回の経験を活かし、次回CT出場する際にはさらに活躍してくれることに期待したい!

Go Amuro!!


Amuro Tsuzuki.

 

さらに注目の五十嵐カノアはラウンドオブ16のヒート6でJack Robinsonと対戦。

前半戦から中盤にかけてダブルグラブのビッグエアをメイクするなどのパフォーマンスを見せてスコアを重ねるJack Robinsonに対し、6本目で5.17ptをマークしたものの、逆転するべくバックアップスコアを上げるいい波を探しまくる五十嵐カノア。

ヒートは後半戦となり、万事休すかと思われたところで奥に入ったグーフィーの波を掴むとバックサイドでリッピングを連発!

この波がこのヒートのハイエストスコアとなる5.43ptをマークし、見事大逆転でクォーターファイナルへと駒を進めた!!


Kanoa Igarashi.

 

さらに特筆すべきは、この日だけでワールドチャンプが4名も姿を消したということ。

MENSラウンドオブ32のヒート15でGriffin ColapintoがAdriano de Souzaを、ラウンドオブ16のヒート4でCTルーキーのMorgan CibilicがJohn John Florenceを、続くヒート5ではConner CoffinがItalo Ferreiraを、さらにWOMENSラウンドオブ16のヒート6ではDAY2にハイエスト・トータルスコア16.66ptを叩き出したJohanna DefayがTyler Wrightを粉砕される大波乱となった。


JJF.


Morgan Cibilic.

 

驚異のネクストレベルなバックサイド・フルローテーションエアでフラットなボトムに見事着水したが、弾け飛ぶホワイトウォーターに弾かれてインコンプリート判定となり、ハイスコアにつなげることができず、それが敗因となったItalo Ferreira. 

 

いよいよファイナルデイに向けてMENS、WOMENS共にベスト8の選手たちが出揃った。

五十嵐カノアはクォーターファイナルのヒート3でConner Coffin対戦予定となっている。

【MENS QF】

【WOMENS QF】

 

ネクストコールは日本時間の4/20(火)午前5:45に発表予定。

コンディションが十分であれば日本時間の4/20(火)午前6:05にはコンテスト・ファイナルデイがオンとなる。

果たして、この日本人サーファーにも身近なコンディションを制するのは誰なのか!?

お見逃しなく!!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ