Movie & Text by Motoko Kumagai. Edited by colorsmagyoge.

 

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偶然か必然か。

東日本大震災から9年目の3/11(水)。

津波よる甚大な被害を受けた仙台新港に、

低気圧より届けられたダブルオーバーのグッドコンディション。

そんな仙台新港を代表とするプロサーファーとしての経歴を生かし、

現在は世界から日本各地を飛び回る

女性フィルマー&フォトグラファーとして活躍する熊谷素子より、

3/11(水)に仙台新港にて繰り広げられたセッションの映像とテキストが届けられた。

東日本大震災の津波によって命を落とされた方々のご冥福を、

心よりお祈りさせて頂きます。

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東日本大震災から昨日で9年が経ちました。

新型コロナウイルスの影響で今年は各地で追悼式典が中止になりましたが、平日にも関わらず、たくさんの方が海に向かって黙祷を捧げていました。

波は前日のオンショア大しけクローズアウトから一変し、サイドオフショアが強く吹き続ける頭半~ダブルオーバーのコンディション!

朝一からスタンバイしていた小嶋海生。

まだまとまりなく波数がかなり多いハードコンディションからベストタイムを待っていると太田拓杜、熊谷航が到着し、3人で海へエントリー。

その後、越後将平も加わり3.11セッションとなりました。

AM9:00をまわる頃、かなりサイドオフが強くなり、前が見えないままのテイクオフからのチューブイン。

ゲットするラインを間違えると全く進まない見た目以上にゲットハードで、沖はアウトに流される為、波待ち不可でパドリングしっぱなし。

波のファーストからグリっと巻き上げる俗に言うおにぎりブレイクのハードな午前中でした。

夕方は小嶋海生、越後将平がエントリー。

時折入るセットはまだまだハードでしたが、午前中に板を折ってしまった将平は果敢に攻めチューブをメイク!

津波による被害を人生に刻みながらも、それでも仙台新港の海を、波を愛してやまないローカルサーファーたちによる胸の熱くなる3/11(水)仙台新港セッションとなった。

また、3/11(水)の仙台新港の様子をさらに詳しくお伝えする熊谷素子による記事が”なみある?”にアップされているので、下記リンクよりぜひチェックしてみてください。

 

>>なみある? by 熊谷素子

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ