Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

 

伊豆を舞台に開催されていたJPSA第6戦”伊豆下田CHAMPION PRO”は10/6(日)に大会最終日が無事終了。

オンショアの腰腹前後のスモールコンディションの中、MENSは小林桂が昨年に引き続き2連勝、WOMENSは野中美波が3年連続で優勝を飾った!

今回はyasushi photosギャラリーにてその模様をお届け!

エアリアルのパイオニアChristian FletcherからChris Ward、Dino & Kolohe Andinoほか、多くの世界的トッププロサーファーを輩出し続けているカリフォルニアのサーフタウン、サンクレメンテをホームとする小林桂が昨年に引き続き伊豆でのJPSAで見事2連勝を決めた。Kei Kobayashi.

 

今シーズンはQS転戦を中心に活動していることからJPSAは全戦フォローしていないが、今回の伊豆での第6戦にはエントリー。見事3年連続優勝を果たし、世界で吸収してきたその力を見せつける形となった野中美波。この勢いで都筑有夢路に続き、世界での活躍にも期待したい!Minami Nonaka.

 

パワフルさが増した感のある安井拓海。クォーターファイナル、セミファイナルでは素晴らしいライディングを披露したが、ファイナルではいい波をつかむことができず準優勝に甘んじた。本人としては例年と比べ、今シーズンは不調気味だと思うがこれを機に今シーズン大詰めでの快進撃に期待したい!Takumi Yasui.

 

今シーズンはバリでの開幕戦で優勝を果たすなど大活躍の宮坂麻衣子は今大会を2位でフィニッシュ。今大会が終了した時点で現在JPSAランキング1位のスーパールーキー都筑虹帆との差はわずか420pt。熾烈なグランドチャンピオン争いを賭けたJPSA最終戦での活躍からさらに目が離せない状況となった!Maiko Miyasaka.

 

スーパースター佐藤魁は新島でのJPSA第3戦での優勝から調子を上げ、種子島でのJPSA第5戦に引き続き今大会も3位入賞。現在JPSAランキング1位の西修司との差はわずか40pt。MENSのグランドチャンピオン争いはWOMENSをさらに超える僅差の戦いとなっており、佐藤魁のJPSA最終戦での快進撃に期待がかかる!Guy Sato.

 

佐藤魁同様、種子島でのJPSA第5戦に引き続き今大会も3位となった須田那月。選手生命を危ぶまれるほど一年間悩まされた2017年の肩の怪我を克服し、完全復帰を遂げたことを証明する活躍を魅せてくれた。Natsuki Suda.

 

長年拠点としてきたオーストラリアから帰国を果たし、今シーズンはJPSAを全線フォロー中の和光大。種子島では見事準優勝を果たし、今大会では4位入賞。オーストラリアで培ってきた成果が日本国内のコンテストでも結果として現れてきていると言って過言ではないだろう。Dai Wako.

 

スーパールーキー&スーパー女子高生プロサーファー都築虹帆は今大会を4位でフィニッシュ。今シーズンはほとんどの大会でファイナル進出を果たすものの、ファイナルになるとセミファイナルまでの勢いがなくなってしまうことが本人としても大きな壁となっているに違いない。しかしそれ乗り越えるのは気持ち次第。果たして今シーズンのグランドチャンピオンに輝くことはできるのか!?その活躍に注目が集まる!!Nanaho Tsuzuki.

 

 

西修司、佐藤魁に続く3位のポジションでグランドチャンピオン獲得に近いポジションをキープしている河谷佐助。本人としては絶対に勝っておきたかった今大会ではセミファイナルで敗退。最終戦でまさかの大逆転劇をかまし、ドラマを作り出す可能性は大!?Sasuke Kawatani.

 

ISA World Surfing Gamesでは2年連続4位入賞を果たし、Kelly Slaterを倒して伝説を作り、和井田理央からアジア代表選手枠を奪還するなど歴史に残る大活躍を果たした村上舜。今大会では間違いなく優勝候補であった彼であるが、どれがいい波なのか見極めが難しい今回のオンショア波の女神に見放され、惜しくもクォーターファイナル敗退となった。Shun Murakami.

 

Joistik surfboardsのマジックボードを大会間近に入手し、水を得た魚のごとくヒートアップを重ねた村上蓮。5位で今大会をフィニッシュした。Ren Murakami.

村上舜&蓮の両親を中心とした村上兄弟応援団。応援は目には見えないものであるが、間違いなく選手に計り知れないパワーを与える。

 

地元伊豆で開催のこの1戦だけに、勝ちたかったに違いないキング大野Mar修聖。しかし優勝こそ逃したものの、その存在自体で今大会を大いに盛り上げたに違いない選手の1人。Mar Ohno.

 

MENS
優勝:小林桂
2位:安井拓海
3位:佐藤魁
4位:和光大
5位:村上蓮、河村海沙
7位:大野修聖、河谷佐助

 

WOMENS
優勝:野中美波
2位:宮坂麻衣子
3位:須田那月
4位:都築虹帆
5位:庵原美穂、野呂玲花
7位:田代凪沙、馬庭彩

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ