Movie by ISA. Photos by Motoko Kumagai. Text by colorsmagyoge.

 

宮崎県の木崎浜を会場に開催中のISA World Surfing Gamesは9/13(金)にコンテストDAY7を迎え、この日は週末土日の天候と波のコンディションを考慮してスケジュールを変更し、メインラウンド5とリパチャージラウンド7までを消化。

注目の日本代表選手たちの活躍は、五十嵐カノア、大原洋人、村上舜の全員が見事リパチャージラウンド8へ進出を果たした!

 

日本代表選手では唯一メインラウンド3を勝ち上がり、メインラウンド4ではFilipe Toledoを抑えて見事1位でラウンドアップを果たしたが、迎えたメインラウンド5では全くいい波を掴むことができず、ここで敗退。リパチャージラウンド8へと駒を進め、ヒート2で同じ日本代表選手である大原洋人と2018年ISA金メダリストのSantiago Muniz、インドネシアの和井田理央と対戦予定となっている。Kanoa Igarashi.

 

Kelly Slaterと対戦となったメインラウンド3のヒート5で惜しくも敗退となり、リパチャージラウンド4へ回ることとなったが、ヒートを重ねるごとに調子を上げてきた大原洋人。リパチャージラウンド6のヒート4ではエアリバース1発で7.67ptを叩き出し、この日の最終ヒートとなったリパチャージラウンド7のヒート3では深いボトムターンから繰り出されるパワフルなリップと大原洋人ならではのドライブの効いたカーヴィングで1位通過を果たして会場を大いに盛り上げた。迎えるリパチャージラウンド8のヒート2では五十嵐カノア、和井田理央、2018年ISA金メダリストのSantiago Munizと対戦。さらなる快進撃に期待!Hiroto Ohhara.

 

メインラウンド3では1本しか波に乗れず、まさかの敗退となった村上舜。しかし、リパチャージラウンドに回ってからはまたしてもバックサイドが炸裂!吹き続けるオンショアによってどんどんサイズアップしていく中、この日だけで5ヒートをこなし、見事リパチャージラウンド8に駒を進めた!リパチャージラウンド8ではヒート1でCarlos Munoz、Leon Glatzer、Vincente Romeroと対戦。昨年同様ファイナル進出してくれることに期待したい!Shun Murakami.

 

メインラウンド5のヒート3ではラストウェイブで魅せたビッグエアで8.33ptをマーク!このラウンドでのハイエスト・トータルスコアとなる15.00ptを叩き出し、さすがワールドチャンプであることを痛感せざるを得ない貫禄を見せつけてくれた。Kelly Slater.

 


Kelly Slater同様、さすがワールドチャンプと唸らされるぶっちぎりのサーフィンで順調に勝ち上がり、メインラウンド6へ進出しているGabriel Medinaは、ヒート2でItalo Ferreira、Ramzi Boukhiamと対戦。これからさらにサイズアップしてくることが予想される中、その良くない波でも最高のパフォーマンスをみせることができるスキルを持つ今大会における金メダリスト候補のひとり。Gabriel Medina.

 


インドネシア代表選手として今大会に出場の和井田理央はリパチャージラウンド8のヒート2で五十嵐カノア、大原洋人、Santiago Munizと対戦予定。日本人同士が3名同じヒートで対戦するこのヒートは、リパチャージラウンド8において最も注目度の高いヒートと言える。果たして勝負の行方は!?Rio Waida.

 


五十嵐カノアの人気の高さは半端じゃない。五十嵐カノアのヒートで彼が波に乗ってハイパフォーマンスを見せる度に沸き起こる歓声。Go Kanoaの旗を振るギャラリーたちのその姿は未だかつてないサーフィンブームの到来を痛感させられる光景に他ならない。

 

迎えるコンテストDAY8となる9/14(土)のスケジュールは下記の通り。

ネクストコールは朝8:00の予定。

残るヒートは全部で17ヒートであることから、あと1日あればすべてのスケジュールを消化できる状態となっているが、現時点で9/14(土)の天候が雨と風が強い予報であるため、状況次第ではレイデイとなる可能性もなきにしろあらず。

コンテストDAY7については、ISAによる正式なネクストコールに注目したい。

 

いよいよ大詰めを迎えるISA World Surfing Games 2019!!

五十嵐カノア、大原洋人、村上舜といった日本代表選手たちはどんな活躍をみせてくれるのか!?

その快進撃に期待したい!!

Go Japan!!!

LIVEをお見逃しなく!!

 

>>ISA World Surfing Gamesオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ