ヒート直後は大人はもちろん、特にキッズサーファーたちからサイン攻めにあう村上舜。Kelly Slater、Gabriel Medinaといったワールドチャンプはもちろん、多くのCTサーファーが参戦する中、その全員が戦った今大会のラウンド1においてハイエスト・トータルスコアを叩き出したことは、どれだけ価値あるだろうか。今大会での村上舜は、一味違う!Shun Murakami.

Photos by Motoko Kumagai, Text by colorsmagyoge.


Shun Murakami & Team Japan.

 

宮崎の木崎浜を会場に開催中のISA World Surfing Gamesは9/11(水)にコンテストDAY5を迎え、この日は国別団体リレー戦となるアロハカップが行なわれたあと、OPEN MENのラウンド1のヒート28から全ヒートとリパチャージラウンド1の半分が消化された。

男女各2名ずつの合計4名が1チームとして行なわれるアロハカップでは、五十嵐カノア、大原洋人、松田詩野、脇田沙良の4名が日本チームとして参戦。


Shino Matsuda.


Kanoa Igarashi.


Sara Wakita.


Hiroto Ohhara.

 

 

セミファイナルはペルーとアルゼンチンを抑え、南アフリカに次いで2位でラウンドアップを果たした日本代表チームは、ファイナルで南アフリカ、アメリカ、オーストラリアと対戦。

南アフリカチームはJordy SmithとBianca Buitendag、Michael Februaryといった世界的トッププロたちで構成。


Jordy Smith.

 

アメリカチームはKelly Slater、Conner Coffin、Carissa Moore、Courtney Conlogueと2名のワールドチャンプとCTサーファー。


Kelly Slater.


Carissa Moore.


Conner Coffin.

 

さらにオーストラリアチームはRyan Callinan、Owen Wright、Sally Fitzgibbons、Nikki van Dujkと4名全員がCTサーファーで構成されるという例年にはないハイレベルな戦いの中、日本代表チームは4位でフィニッシュとなった。


Owen Wright.


Sally Fitzgibbons.


Ryan Callinan.

 

アロハカップ終了後は、注目の日本代表選手のひとりである村上舜が登場となるOPEN MENのラウンド1のヒート28からスタート。

1本目からバックサイドのリップ2発で6.17pt、3本目もバックサイドで7.67ptのハイスコアをマークすると、4本目に掴んだレギュラーでさらに持ち味であるスピーディーなバックサイドが炸裂し、8.83ptのエクセレントスコアを叩き出す!!

ビーチには地元湯河原の仲間たちから添えられたメッセージ埋め尽くされた日本の国旗を振る村上舜の父と母の姿が。みんなの思いを背負う村上舜が今大会でさらなる活躍をみせてくれるに違いない。Shun Mutakami.

 

トータルスコア16.50ptと、メインラウンド1におけるハイエスト・トータルスコアをスコアして、ダントツぶっち切りの1位でラウンド2へ駒を進めた!

 

迎えるラウンド2ではヒート15でGonzalo Zubizarreta、Miguel Blanco、John Mark Tokongと対戦予定。

 

ヒート7に登場の五十嵐カノア、ヒート11に出場の大原洋人と共にさらなる快進撃に期待したい!!

Go Japan!!

 

コンテストDAY6となる9/12(木)のスケジュールは下記の通り。

 

メインラウンド2のスタートは午前7:00から。

その後、北会場では13:00より、南会場では10:00よりリパチャージラウンド2が行なわれる予定となっている。

LIVEの方をお見逃しなく!!

 

>>ISA World Surfing Gamesオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ