Shun Murakami. Photos & Text by colorsmagyoge.

 

吹き続けたオンショアにより日暮れ寸前からサイズアップを果たした3/27(水)。

この日の時点の予報では、そのまま南西のオンショアが吹き続けることになっていたが、その予報を覆してオフショアスタートとなった3/28(木)朝の湘南。

何かが起こるかも知れない胸騒ぎを覚え、ダメ元で一応朝セッションする約束をしていた大橋海人と某サンドバーにて合流すると、見えない磁場に引き寄せられたかのごとく、まさかの村上舜と小嶋OJK海生、さらには松野陽斗、石川拳大、さらには今年から改めてサーフィン中心の生活を送るべく、宮崎から湘南に拠点を移した萩原周も集結しており、波のコンディションが悪化する前に早速セッションを決行!!

実際にビーチに降り立ってみると波は予想以上にパンプしており、チューブを形成するインサイドセクションでは時折プチスピッツを吹く波も入るグッドコンディションに恵まれた。


紛れもなく誰もが認める日本を代表するトッププロサーファーのひとりであり、世界指折りのスタイリッシュなサーファーとして世界最大級のサーフ系ウェブマガジンSTABにフィーチャーされるなど、ワールドレベルのスキルとスタイルを持ち合わせた大橋海人。家からすぐ目の前にこのビーチブレイクがある環境で生まれ育ったことから、まさに大橋海人の世界レベルのサーフィンは、茅ヶ崎エリアでもトップレベルのパワーを誇るここの波に育まれてきたと言って過言ではない。QS6000参戦のため訪れていたオーストラリアから帰国したばかりの彼は、現地でサーフムービー界の巨匠Kai Nevilleにフックされ、女王Stephanie GIlmoreとMichael Februaryと共にCoronaビールの宣伝に起用され、その撮影もこなしてきたとか。世界中で放送予定の大橋海人出演のCoronaビールのCMの完成が楽しみでならない!!Kaito Ohashi.

 


セッション開始早々からインサイドバレルに突入していったのは、地元の先輩で兄貴のような存在である松岡慧斗に習って仙台新港から湘南に拠点を置いて数年が経つOJKこと小嶋海生。その決断が功を奏し、2018年シーズンは見事JPSAランキングトップ10入りを果たし、今シーズンはグランドチャンピオン獲得を狙う。さらなる活躍に期待がかかる!!Kai”OJK”Ojima.

 


松岡慧斗と同じ歳であり、かつてジュニア時代は松岡慧斗と無敵な時代を築き上げたが、プロ資格を獲得する前に突如表舞台からフェイドアウトした萩原周。今も最前線で活躍する親友でありライバルでもある松岡慧斗に背中を押され、2018年後半に千葉で行われたJPSAプロトライアルに挑戦。あと一歩及ばずでプロ資格獲得とはならなかったが、その素質は本物であることを証明するには十分であった。今シーズンは復活を遂げ、宮崎から湘南へと拠点を移し、RockDance surfboardsのSSJで働きながら、新たな目標に向かって突き進み始めた。今の日本のサーフシーンを引率する大橋海人や村上舜をはじめ、トッププロたちがが顔を揃えたこの日のセッションにおいても、そのチューブスキルの高さ、そしてムチのようなバネとしなやかさを兼ね備えたそのサーフィンは光りまくっていた。今年は何かが違う萩原周、colorsmag的鬼要チェック!!Shu Hagiwara.

 


Akito Matsuno & Kenta Ishikawa.


お互いまったく違ったサーフスタイルを持ち合わせながらも、同じ地元の仲間として共に育ってきた松野陽斗と石川拳大。今回のセッションでは少し控えめに左側でいい波を掴みつつ、一度波に乗ってしまえばその存在感は隠しきれず、波をシュレッドしまくる。 Above : Akito Matsuno. Below : Kenta Ishikawa.

 


フィンレスサーフという目線が普通になった現代において、改めて見直してみるといかにこの男がすごいかを痛感せざるを得なかった。ボディーボードのニースタンディング・グランドチャンピオンの経歴を持つ富田和麻プロも大橋海人同様、このポイントの目の前で生まれ育ち、日本のトップに立ったサーファーのひとり。骨折した足が完治せぬままの今回のセッションにおいても、見事なチューブ・チャージ、そしてロックンロールなフローターまでショートボーダー顔負けのハイパフォーマンスを披露してくれた。Kazuma Tomita.

 


この時間帯のここのポイントが唸っていることを嗅ぎつけ、セッション中盤に登場を果たしたのは、大橋海人の実弟であり、今シーズンは兄と共に初のハワイ、ノースショアを体感した茅ヶ崎のJohn John Florenceこと大橋茅人と、その同級生でプロサーファーとして活躍する小笠原由織の2名。波も切れ出したちょうどいい時間帯にショーアップを果たし、サクッと朝飯前のチューブを堪能していった。Above : Chihito Ohashi. Below : Yuri Ogasawara.

 


この日のセッションで最もエキサイティングなサーフィンを見せてくれたのは、2018年秋に伊良湖を会場に開催されたISA World Surfing Gamesで史上初となる日本団体金メダル獲得に大きく貢献する大活躍を見せた村上舜。ひとつひとつのターンの鋭い切れ味、ギリギリのテイクオフからのディープチューブ、そして何よりも一段階速く感じるそのスピードと、見ていて思わず唸らされてしまうライディングを連発してくれた。Shun Murakami.

 


東寄りの風がそよそよと入り始めたお昼前を迎える頃にようやく姿を現したのはサーフタウン茅ヶ崎を代表するトップサーファーのひとりであり、RockGarageのオーナーでもあるグジョこと岩倉具威。自らシェイプしたRockgarageオリジナル・ブランドのレトロでクラシカルなストレートロッカーなシングルフィンでこの強烈なショアブレイク波を攻めるところはさすが。Tomotake”Gujo”Iwakura.

 

お昼を迎える頃には潮も引き過ぎてしまい、さらには東寄りの風でコンディションは悪化。

前日に発表されていたオンショアが吹き続ける予報を鵜呑みにしたままでいたら、間違いなく逃していたに違いない最高の波での3/28(木)湘南モーニングセッションとなった!

この日のセッションの模様を収録したcolorsTVは後ほどお伝えさせて頂く予定!

乞うご期待ください!!

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ