まだ見ぬ土地や波を求め旅をしたい。短い言葉だがそれはサーファーやトラベラーにとっては実に永遠のテーマでもあるかもしれない。

プロサーファーで今はコンペを離れ舞鶴をホームにFLXサーフショップを営む間屋口 峻英プロ。彼もまたそんな思いをいだく場所があった。九州は長崎県 五島列島。

確実にいい波を狙えるポイントは他にあるのはわかっている。しかし情報もサーフポイントも確かではない状況の土地へ訪れる、それだからこそ自分の目で確かめたいというその思いから五島、福江島のローカルサーファー 松岡さんと連絡を取り合い実現することとなった。松岡さん曰く、五島、福江に訪れたプロサーファーは今回が初となるとも語っていた。今回は波の立つ要素がないまま向かうのは無謀ということで西日本に台風19号の接近もありまさにそのタイミングで長崎へのロングドライブとなった。

Nagasaki

長崎港から五島 福江行きのフェリーへ!船内ではロングドライブの疲れもあったが未だ見ぬ五島列島を想像する時間となった。

 

五島列島に近ずく頃には既にサンセットタイム。東シナ海を望むサンセットは旅の疲れも癒してくれる。

福江島に到着した時にはもう夜となっていた。五島名物の五島うどん!ハリとコシがあり美味しい一品。

 

翌朝、初めて見る五島列島。素晴らしい大自然と美しい海が広がっていた。

近年、潜伏キリシタンの関連遺産が世界遺産としても有名となった五島列島。

島の多くに潜伏キリシタンの関連遺産や教会が点在し長崎のキリスト教進行の深い歴史を感じる島でもある。

堂崎天主堂

大瀬崎灯台

鬼岳園地

波のサイズが物足りない状況だった初日は福江島の素晴らしい所を見ることができた。

明日はいよいよサイズアップするとの予報。どんな波と出会えるのか期待に胸を膨らませた。

 

 

 

 

孝之越智 ”マニア”
中学生時代に海外の音楽、ファッションカルチャーに興味を抱き、その影響で衝撃的なパンクロックと出会い、それからパンクバンドを結成し自身もドラムで活動する傍らカリフォルニアのサーフスケートのパンクシーンの影響を受けスケートボードに目覚める。 スケートパークに通っていくうちに自然とサーファー、スノーボーダーとの出会いが増え、自身もサーフィン、スノーボードにのめり込み日本各地、海外のフィールドを求め海や雪山とリアルなシーンを追い求めていった。 追い求める旅の中で美しい自然やロケーション、音楽、ファッション等の様々な新鮮カルチャーとの出会い、多くの横ノリスト達とライディングセッションを重ねるうちその時にしかない瞬間を残そうと気がつけばカメラを片手にそのリアルな瞬間を切り取るようになった。 現在は関西を拠点にcolorsmag関西支部を担当しながら、メディアや雑誌等でも活躍中。