Photos & Text by colorsmagyoge.

 

サイズも小振りとなり、オンショアの影響も風の強さの割に少なかったとある日の朝。

村上舜、稲葉玲王、西慶次郎と合流し、メローなブレイクに恵まれたロッキーレフトにてセッションを決行!

海に到着するとすでにそこには西湘出身の十代の若手プロサーファー鈴木姫七とハワイ出身の若手プロサーファー姉妹、西本エミリ&ジュリの西本姉妹がリッピングする姿が。

Himena Suzuki.

 

今の十代の女の子プロサーファーたちはサーフィンが上手くて本当に驚かされるばかり。

この日もスモールサイズのロッキーとはいえ、セットで頭前後は普通に来るようなコンディションで、それでもパワフルかつ華麗なターンを連発する彼女たちに圧倒されてしまったcolorsmagでありました。

この日は撮影し始めて30分もしないうちに海から上がってしまい、本当に数本のライディングしかフレームに収めることができなかったが、それでもここまでしっかりとしたショットを残してしまうのはさすがのひとことであります。

Emilie Nishimoto.

 

ハワイで久しぶりの再会を果たし、改めて見てみたら、ROXYにサポートを受けることとなったのか、ノーズにROXYのステッカーが輝いていた西本ジュリ。

このセッションでは深いボトムターンからソリッドなバックサイド・リッピングを連発し、そのサーフィンがさらに進化していることを痛感させられた。

これから迎える今シーズンのさらなる活躍に期待がかかる!

Julie Nishimoto.

 

昨シーズン、ポルトガルで行われたISAワールドジュニアの大会中に負った足の怪我もだいぶよくなり、ハワイでは調整を兼ねて徐々にサーフィンしているようだが、見ている感じここロッキーでのアクションだけでなく、パイプ、バックドア、オフザウォールでのチューブ・パフォーマンスにおいても流石なライディングを見せてくれる西慶次郎。

一日も早く完治を果たし、100%のサーフィンを見るのが楽しみでならない。

Keijiro Nishi.

 

昨シーズンの後半戦から今シーズンのハワイにかけて絶好調なサーフィンをみせ、どこの海に入っていてもひと際光るライディングをみせつけてくれる稲葉玲王。

VOLCOM PIPE PROにおいても、ラウンド3で負けはしたが、パイプのチューブをスピッツアウトで7.33ptのグッドスコアをマークするなど、確かにその爪痕を残した。

このセッションにおいても、一番のライバルでもあり一番の親友でもある同じ年で同じゴールデンエイジでもある村上舜と楽しみながら競い合うようにしてグッドライドを連発していた。

Reo Inaba.

 

今シーズンのVOLCOM PIPE PROにかける想いは人一倍熱かっただけに、まさかの敗退となった時の落胆ぶりは相当なものだった村上舜。

世界中から選りすぐりのVOLCOMライダーたちが集結し生活をともにするVOLCOM HOUSEで何年間も修行を積み、ワールドレベルの感覚でパイプの波に挑み続けることで、必然的に村上舜自身のサーフィンもワールドレベルに引き上げられ、現在の日本を代表するトッププロとしての村上舜が形成されたと言って過言ではないだろう。

今シーズンはハワイから帰国後、QS参戦のためオーストラリアへと渡る予定の村上舜。

世界を目指し、日本でもしっかりトップの座をキープする数少ないトッププロサーファーたちの一年間のスケジュールは、ある種殺人的に多忙であり、そして世界各国のあらゆる環境に順応しなくてはならないことからタフさも要求される。

この日は久しぶりのスモールコンディションに村上舜ならではのスピーディーかつ切れ味鋭いエキサイティングなライディングを連発していた。

Shun Murakami.

 

Shun Murakami.

 

Reo Inaba & DELTAFORCE.

 

このセッションの模様は、この日一緒に撮影していたDELTAFORCEが編集を手掛け、後日colorsmagからオリジナル動画として発信予定!

そちらの方も乞うご期待ください!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ