Movie, Photos & Text by colorsmagyoge.

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台風5号オーマイスが北上していった8/9(火)。

そのグランドスウェルを求め、大橋海人、松岡慧斗、

金尾玲生、小林直海、大橋茅人といったメンバーたちと共に

夜中に湘南を出発し、一路日本の某所へ。

早朝に到着するとそこにはぐりぐりのチューブ波が待ち受けていた。

その模様は昨日ショートクリップ動画としてお届けしましたが、

今回はそのセッションを写心を中心にお伝えさせて頂きます。

今回の旅をオーガナイズしてくれた歴代グランドチャンプであり、

いまだトッププロとしてのそのスキルは健在な沼尻和則プロ。

今回のセッションにおいても

ど肝を抜くソリッドなバックサイドアタックを披露していた。

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Kazunori Numajiri.

 

さらにこのエリアを代表するトッププロサーファー

小野嘉夫プロも登場。

colorsmagとしては久しぶりの再会となった。

現在はこのエリアの次世代を担うキッズたちの育成にも

力を注いでいる様子だった。

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Yoshio Ono.

 

このエリアを拠点とするプロサーファーであり、

現役プロサーファーとしてJPSAなどのコンテストにも

積極的に参戦しているザッキーこと石崎孝行。

このセッションでは中盤戦にリズミカルにいい波を掴み、

テンポよく数本のバレルをゲット!

さすがのスキルを見せてくれた!!

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Takayuki Ishizaki.

 

まだcolorsmagが今は亡き月間サーフィンワールド誌で働いていた時代に

小野嘉夫プロから紹介されたときはまだまだ子供だったが、

あっという間に大人になり、そしてこの場で数年ぶりの再会となった井上達貴。

パワフルなそのサーフィンは健在であった。

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Tatsuki Inoue.

 

まるで冬のノースショアのオフザウォールのような

ど迫力なぐりぐりチューブ波に臆することなく

次から次へとチューブの中に突入していく

ガッツ溢れるサーフィンで、このセッションにおいて

ひときわ光っていた太田ミツキと太田ユウキの太田ブラ。

鬼要チェック!!

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Above : Mitsuki Ohta. Below : Yuki Ohta.

 

夜通し車を走らせて目的地の海に到着すると、

沼尻和則プロの同世代で長年に渡る仲間であり、

さらにはスポンサーでもあるInspire surfboardsの大海英一氏と共に

この現場に駆けつけていた千葉クルーとも遭遇!!

この日もっとも長く、高速なチューブを抜けた高橋健人。

その模様はシークエンスコーナーでもお伝えさせて頂きますので

そちらの方もぜひチェックしてみてください!

>>【シークエンス・オブ・ザ・8/9早朝ぐりぐりセッション】高速ロングチューブ by 高橋健人

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Kent Takahashi.

 

同じくInspire surfboardsチームであり、

メインライダーのひとりである塚本勇太。

バックサイド、フロントサイド共に数々の素晴らしいライディングを披露し、

ホームブレイクである志田下でのアクションだけにとどまらず、

こういった本格派な波でも乗りこなしてしまう

オールマイティーなスキルの高さに脱帽。

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Yuta Tsukamoto.

 

佐賀出身のワイルドなプロサーファー原田正規も

この波を求めて千葉からここを目指してきたひとり。

最近では自らがプロデュースする

Rage surfboardsを通してシェイプも行なっている。

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Masaki Harada.

 

真夜中に出発するタイミングで突然メールが入り、

まさかのこの現場でsee u soonとなった大原洋人。

US OPENで優勝、バックドア、オフザウォールでも深いチューブを抜けてくる

日本が世界に誇るスキルを持つ大原洋人にして、

「ここの波はチューブのなかのバックウォッシュが激しすぎて自分には手強かったです。」

とのコメントを残すほど、この日はいつになくいい波を掴めずとなった。

大原洋人は8/18前後からQS参戦のためバージニアへ飛び、

そのまま1ヶ月半に渡るヨーロッパレッグに参戦する予定。

その活躍に期待したい!!

Go Hiroto!!!

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Hiroto Ohhara.

 

浜松エリアを代表する若手プロサーファー三浦涼。

このコンディションにおいても積極的波を多く掴み、

自分なりにトライ&エラーを繰り返しながらも数本のいい波をゲット。

そのガッツを武器に今後の成長が楽しみな注目株のひとり。

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Ryo Miura.

 

志田下で行なわれたGoPro Juniorが終了後に

そのまま千葉の大海英一氏の家にステイしてサーフィン合宿を

行なっているという宮崎出身の神童、伊東李安琉。

今回初の顔合わせとなり、実際にこういったワイルドな波で

そのサーフィンを目の当たりにしたのは初めてだったが、

噂以上のそのスキルの高さにど肝を抜かれたことは言うまでもない。

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Riaru Ito.

 

そんな伊東李安琉と共に大海氏宅でのサーフィン合宿に参加中だった

茅ヶ崎出身のサーフ&スケートボーイ平原颯馬。

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Soma Hirahara.

 

どんなコンディションに遭遇しても

顔色ひとつ変えず海へ飛び込んでいき、必ず決めてくれる大橋海人。

Dion AguisやKai Neville、Mitch Coleborn、Creed McTaggartをはじめとした

海外の有名フリーサーファーたちにその実力を認められているだけに

日本の支社を通り越えて海外のブランド本部から

直接スポンサーオファーを受けることも多々。

大野Mar修聖とはひと回り以上世代の違う立場で

日本のサーフィン界を引率する立役者。

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Kaito Ohashi.

 

今シーズンは台風トリップへ出るたびに

旅を共にしている大橋海人の実弟、まだ高校一年生の大橋茅人。

今回のトリップでは波が大きかったことから

正直少し心配していたが、難なく沖に出て積極的に波を掴み、

軽くチューブまでメイクしてその急激な成長ぶりを見せてくれた。

茅ヶ崎のJohn John Florenceとの通り名に恥じないパフォーマンスを披露した。

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Chihito Ohashi.

 

地元湘南では何度もセッションしているが、

こうして一緒に台風を当てるべく旅をするのは初めてな気がした金尾玲生。

THE SURFSKATERSチャンプの経歴を持ち、

ずば抜けたその横ノリセンスの高さでこのコンディションにおいても

見事なチューブライディングを見せてくれた!!

夜通しロングドライブからの早朝フロントサイド・グリーンルームを堪能する。

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Reo Kanao.

 

基本に忠実なオーソドックスな滑りでありながら、

技ひとつひとつのクオリティーの高さで1本の波をメイクしてくる

そのサーフスタイルは、例えるならば決してTシャツとサンダルではなく、

襟付きのYシャツに革靴といった出で立ちを連想させる。

とにかく品位を保ちながらもどこか崩れた感じもいなめないルーズさも

同居するそんなサーフィンを武器とする小林直海。

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Naomi Kabayashi.

 

このハードコンディションのなかGoPro片手に海へ飛び込んでいき、

1本目から右奥のレギュラーで深いチューブをメイクして

このセッションをスタートさせた松岡慧斗。

このバックサイドバレルはメイクすることはできなかったが、

それにしても写心で見る限り、恐ろしいほど掘れていてチューブがでかい!

いつも本当に恐れ入ります。

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Keito Matsuoka.

 

このセッションの模様を収録したcolorsmagオリジナルショートクリップは

すでに昨日の夜にお伝えさせて頂きましたが、

まだ見ていないという方もいると思いますので、

ぜひ併せてお楽しみください。

Typhoon5 vol2 from colorsmag on Vimeo.

 

現地でお世話になったローカルの皆様、

素晴らしいセッションを本当にありがとうございました。

 

波のサイズダウンが思った以上に速かったことから

このぐりぐりセッションを終えるとその足でさらなる目的地に向け

車を走らせることとなったcolorsmag一行。

果たして、この日の夕方、目的地ではどんな波が待ち受けているのか!?

次回の記事をお楽しみに!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ