Photos & Text by colorsmagyoge.

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10/3(金)。

日本列島に接近中の台風18号のうねりが入りはじめたこの日、

樋口賢プロのオーガナイズにより、松岡慧斗、大橋海人に加え、

現在、来年にリリース予定の大橋海人のシグネイチャームービーを

作成中のフィルマー小川拓と共に徹夜で車を走らせ、日本の某所へ。

そこには、予想通りに入りはじめた台風18号のうねりを受けた

頭前後のチュービーなブレイクが待ち受けていた!!

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グーフィーが多めなコンディションのなか、グーフィーだけでなく、

数少ないレギュラーの波も逃さず、さすがのチューブ・スキルを魅せてくれた

今回のセッションのオーガナイザー、樋口賢プロ。

現在は日本一のしらすの漁場として知られるこのエリアで

しらすの販売をメインとした”坂口産業”こと”丸坂”の社長を勤めながら、

次世代サーフシーンを盛り上げるべく、今の自分にしかできない

バックアップの方法を模索している。

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Ken Higuchi.

 

 

そんな樋口賢プロの大絶賛を受けたのが

今回colorsmagと共にこの地を訪れた大橋海人。

まだ南アフリカで負傷した右足首にはプレートが入った状態であるにも関わらず、

あまりの波の良さに4時間以上も連続でサーフィンし続け、

周りのど肝を抜くほどの高速ロングバレルを何本も何本もメイクしてみせた。

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Kaito Ohashi.

 

 

バックサイドでは少し高速過ぎて難しい波となったことから

日本トップレベルのバックサイド・バレルのスキルを持つ松岡慧斗であっても

なかなかメイクすることが難しかった今回のセッション。

本人としては満足できないセッションとなったかも知れないが、

そんなコンディションにおいても充分に素晴らしいショットを数々残し、

フォトジェニックなフリーサーファーとしての資質を遺憾なく発揮してくれた。

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Keito”K80″Matsuoka.

 

 

偶然にもこのセッションを行なっていた某ブレイクに姿を現したのは、

What YouthやMonster Childrenなどの海外メディアにフィーチャーされる

注目のフリーサーファー、Hector Santamaria(ヘクター・サンタマリア)。

持ち前のバネを活かしたバリエーション豊かな高さのあるエアで

ひと際光るライディングを連発!

しかし、そんなHectorも偶然ここで居合わせた大橋海人の

サーフスキルの高さにストークしていた様子だった。

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Hector Santamaria.

 

 

そんなHector同様、偶然にもこのタイミングで

このセッションにショーアップを果たしてくれたのは、

HICトップライダーであり、静岡の静波にあるJackで働く清水英人。

坂本勇人プロ(元・法月勇人)の双子の兄弟であることから、

そのサーフスキルは非常に高い。

今回はフロントサイドよりも遥かに難易度の高い

バックサイドのグラブレールでチューブに突っ込みまくっていた。

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Hideto Shimizu.

 

 

そして今回のセッションを通じた偶然的な出会いのなかで、

colorsmag的に最もエキサイティングな再会となったのが、

colorsmagが一生懸命プロサーファーになろうと努力を重ねていた15年以上前に、

よくJPSAのコンテストの会場で顔を合わせていた

日本在住のブラジリアンのジルベルさん。

そのパワフルなサーフィンと陽気な人柄は未だ健在である。

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ジルベルさん

 

 

予想通り、午前10時を過ぎた辺りから緩いオンショアが吹きはじめ、

徐々にコンディションが悪化してきたことから

この日はこの朝のセッションのみで終了。

さらに台風18号のうねりが強まって来ることが予想される

翌朝10/4(土)の早朝の波に期待し、

この日は樋口賢プロの自宅にステイさせて頂くことに。

果たして、台風18号のグランドスウェルはどんな波を届けてくれるのか!?

一生滑走!!

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ