Photos & Text by colorsmagyoge.

迎えた翌朝、CA TRIP 帰国予定日当日。

果たしてJay Adamsから約束通りに電話は来るのか?

Black FlysのAkiraの鳴らない携帯を少し気にしながら

帰る仕度を整えつつ、

「正直、もうこのままJayさんには会えないだろうし、

たぶん絵ももらえないんだろうな」と

そうあきらめかけていた。

2012年。

Jay Adamsはアメリカのベストスケーターに

与えられる名誉ある賞、

Hell of Fame 2012”を受賞した。

が、授賞式の会場にいたにも関わらず、

受賞者としてその名前をオフィシャル・コールされたとたん

突然会場からその姿をくらましてしまった

というエピソードを残した。

これが全米、いや世界中のスケーターの話題を

さらったことは言うまでもない。

Jayさんのお部屋にお邪魔させて頂いた際にも

JayさんはHell of Fameについて

「オレはそんな賞のことは知らない。誰かが勝手にやっていることだ。おれはそんなの認めないし興味はない」

といって

「見ろ。これが意外と難しくておもしろいんだ」

と、ホラ貝を吹き始めたのだった。


Jay Adams.

それを考えれば今回のことなど

ただのDOG TOWN好きなJAPとの

ちっぽけな約束に過ぎないのだから

バックレもクソもないのである。

少し残念だったがそう自分に言い聞かせ始めた

そのときだった。

Black FlysのAkiraの電話が鳴った。

なんと約束通りJayさんは、

連絡をくれたのである!!

とてもうれしかった。

さっそくJayさんのガールフレンド宅へと急行。

「good to see you again!!」

Jayさんに誘導され、

Jayさんのガールフレンドの部屋のリビングへ。

その絵は前日とは違い、

しっかりと色が塗られた状態であり、

そのどちらもが鮮やかに仕上がっていた。

「ありがとうございます。一生の宝物にします!」

そのままHell of Fame受賞を記念して限定50枚のみ生産された

というZ-FLEXのプレミアデッキ、No.4/50まで頂いてしまい、

本当に涙が出そうなほど嬉しい経験となりました。

Jayさんありがとうございます!!

フライトの時間が迫っていたことから

その足でCosta MesaにあるHouse Of Flysへ。


House of Flys CostaMesa.

さらにBlack Flys本社に立寄り、

お世話になったみなさまに ご挨拶をし、

また来ることを約束してLAX空港より成田へと飛び立った

colorsmagyogeでありました。

今回は自分でも想像していなかったくらい

貴重な体験をすることができ、

このチャンスを自分に与えてくれた

VOLCOM、そしてBlack Flys

本当に感謝したいと思います。

特に現地でいろいろとケアをして頂いた

FlysAkiraさん、THE USA SURFのKenさん

SP-Kさん、そしてJay Adamsさん

ありがとうございました!!

FlysAkira & Jay Adams.

 

-Jay Adamsを訪ねる-

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ