Movie & Photos, Text by colorsmagyoge.

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流体力学をサーフボードデザインに取り入れ、

常に革新的かつ斬新なモデルをリリースして

世界中のサーファーたちを魅了し続ける天才シェイパー

TomoことDaniel Thomson!

そんな彼が来日を果たしたチャンスを見計らい、

2018年注目のSlater Designsよりリリースされ、

TomoことDaniel Thomsonが手掛ける”Cymatic”と

“Hydronaut”の2モデルについて突撃インタビューを決行!!

驚くべきことに、2モデルそれぞれに隠された

全く異なる性質が明るみになるとは、

知るよしもなかった。

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左の2本は2018年ニューモデルの一つである”Cymatic”モデル。右の1本はもう一つの2018年ニューモデル”HYDRONAUT”モデルとなっている。

 

2018年にSlater Designsからリリースされるニューモデルについて

今年は2つのニューモデルをリリースしました。1本はSci-Fiモデルの進化版となる”Cymatic”モデルで、細かい部分を調整したのはもちろんなのですが、Omniモデルのノーズをアレンジしたデザインに、テールはテールロッカーを若干強め、Sci-Fiモデルと同じバッドテールを組み合わせたのが大きな特徴になってます。

自分が今まで出してきたモデルの中では一番ハイパフォーマンスな小波用ボードに仕上がったと手応えを感じてます。

CYMATIC session in Japan from colorsmag on Vimeo.

上に掲載させて頂いた動画は、2月にTomoが来日した際に湘南某所で進藤晃プロと共に繰り広げたCymaticのテストライドを収録したcolorsmagオリジナル動画。


海外ではあまりやらないような日本の小波でも、ライディングを通して自らの足で感じた感覚を自らのシェイプにインプットするべく、日本に来る度に小波でもテストを欠かさない。そのストイックな姿勢が日本でもTomoシェイプが絶大なる人気を誇るひとつの理由だといえる。Daniel”Tomo”Thomson.

 

もう一つのニューモデルについて

もう一本は、HYDRONAUTというモデルで基本オーバーヘッドからダブルくらいまでのサイズのある良い波用のモデルになっています。

日本では台風用のボードとして、掘れたリーフブレイクや河口の波、スラブ波などでオススメです。


オーバーヘッドからダブルオーバーまで、サイズのある波に合わせてリリースされたHYDRONAUTモデル。5フィンボックス・セッティングなのでクアッド、スラスターと好みに合わせたフィンセッティングが可能。HYDRONAUT.

 

今までは僕がリリースしてきたモデルは、Sci-FiやEVOのような小波用モデルが多かったのですが、今シーズンは大きくて良い波に乗る用のボードをあえて提案してみました。

もし自分がインドネシアやフィジーにサーフトリップへ行くのであれば、この”HYDRONAUT”を4本中3本は持っていくというくらい、たとえ海外のサーフトリップでどんな波に遭遇しても対応できるオススメのモデルとなってます。

 

最後にファンへ

常にフレッシュでエキサイティングで新しいものを提供して行きたいと思ってます。

今これだけ技術が進化している中で毎年毎年いろいろなシェイパーが新しいデザインやモデルを発表することによって、乗り手であるサーファーたちもまた「こんなボードができたぞ!乗ってみたい!」というような新鮮な気持ちでサーフィンすることができるようになりました。

これからもみんなが喜んでくれて、楽しめるような新しいボードを追い求めいけるように、常にポジティブな自分でサーフボード作りに取り組んで行きたいと思ってます。

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ