Naki氏との共同企画であるこちらのコーナーは、
一枚の写真に込められた思い、
その裏側に隠されたバックストーリーを
お伝えしていくというもの。
第2弾はこちらの作品、
それではゆるりお楽しみください。

photo&commented by Naki. text by colorsmagyoge.

この写真は、
バックウオッシュを受けた瞬間の波の表情を捉えた瞬間。
だからこうして波のトップだけが前に飛んでいて
水の色が透き通っているわけ。

それで実際にけっこうバックウオッシュ自体の
サイズがあったから、それはそれは
「どこまで飛んでいくんだろう」と
思うくらい上に飛んでいったよ。

で、題名を”Rising”って付けたんだ。
「飛び立て」とか「跳ね上がれ」という意味。
自分の意識の中にポジティブなものがあると、
自然と「飛び立ちたい」とか「跳ね上がりたい」って
思ったりするでしょ。

そんな風に思って波乗りしている日に限って、
こういう写真が撮れたりするみたい。
こうして言葉がなくても、これを見たみなさんは
「おお~~っ」と思ってくれたり、
ドキッとしてくれる人もいたりして、
写真を通してその思いをお伝えすることができるような
作品になるのだと思う。

またこれもサーファーならわかると思うけど、
この波もメイカブルだよね。
ただこのバックウオッシュでテイクオフをメイクできれば
の話だけど、そうなれば一瞬ものすごいチューブの景色を
見ることができるんじゃないかな、と。

それは2色の濃いブルーと薄いブルーと、
あと太陽からのギラギラとした暖色と。
サーファーからしてみれば夢の波だよ。こういうのって。

by Naki

日々の生活に追われて生きていると、
どうしても弱気になったり、
ネガティブなマインドになってしまうことって
ありますよね。
そんなときに、
この”Rising”のような写真を見るからこそ、
そこに込められたポジティブなメッセージが
心に響いてきて、
自然と「飛び立ちたい」、
「跳ね上がりたい」という気持ちに
させてくれるのかも知れません。
このようなポジティブな気持ちで
日々を過ごすことで、
メイカブルな人生は少しずつ構築されていく。
なぜかそんな気がして、今日も1日、
“Rising”な気持ちでがんばりたいと思います!

by colorsmagyoge

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ