Photos & Text by colorsmagyoge.

IMG_8600

 

 

2/23(日)。

この日は独自の観点で流体力学をサーフボードデザインに取り込んだ

世界的シェイパーTomoことDaniel Thomsonとの

ショートトリップ in 千葉 DAY2となった。

前日の夕方に行なったサーフセッションをきっかけに

連日続いたインタースタイルでの疲労が出てしまったTomoは、

とうとう体調を崩してしまい、

残念ながらこの日は No surfとなった。

FIREWIREディーラーである軽部英和プロが営むThe colorsと、

稲葉玲王プロの実家で稲葉康宗プロが営むDEEP SURFに立ち寄ると、

フライトは夜の予定だったが、少し早めに成田へと向うことになった。

IMG_8591
The color surf shop.

IMG_8615
DEEP SURF.

 

 

フライトまでの間、少しでもいいから横になりたいというので、

成田空港からほど近い場所にあるホテルをとると、

近くのレストランにて、

2014年6月にFIREWIREよりリリースされる予定の

日本限定モデル”ION”の最終打ち合わせがスタートした。

tomoakira02
Akira Shindo & Tomo & Randy san.

 

 

いままで何度も日本を訪れ、

日本の波を熟知したつもりでいたTomoだったが、

今回の進藤晃プロからのフィードバックに加え、

実際にTomo自身も改めて日本の波で”ION”をテストしてみた結果、

新たなる改善点を見出すことができたからである。

それは決して大きな変更ではなく、

素人目に見れば、

ほんの僅かなサイズの微調整に過ぎないのかも知れないが、

これまで数え切れないほど多くの

日本人サーファーたちからのオーダーボードをシェイプし、

日本人サーファーの好みを熟知したTomoだからこそ見出すことができた

革新的な改善点だと言えた。

これによって”ION”は、

「日本のサーファーが日本の波でより楽しくサーフィンできるボード」

というコンセプトを実現できる唯一無二のサーフボードとして

リリースされることとなるだろう。

IMG_8008

IMG_8312
Daniel”Tomo”Thomson tested ION on Japanese Wave.

IMG_8354
Akira Shindo.

 

 

体調を崩しながらも、真剣に”ION”の修正点を

進藤晃プロとディスカッションするTomoの姿に

日本のサーファーたちに対する情熱を感じずにはいられなかった。

世界最先端技術を駆使して作り出されるFIREWIREであるが、

その制作行程は限りなくアナログな作業であった。

tomoakira03

 

 

こうしてTomoは

自らのミッションをコンプリートし、

日本を後にした。

いずれにせよ、今回のショートトリップで

その乗り味が劇的に生まれ変わったことに間違いないだろう。

2014年6月にリリースされる予定の日本限定モデル”ION”。

果たして、いったいどんなボードとして仕上がってくるのか!?

2014年は、ますますFIREWIRE surfboardsの動向から

目が離せないッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ