Photos  & Text by colorsmagyoge.

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いよいよVOLCOM PIPE PRO開催期間に突入!

この日のPIPEはセカンドリーフレベルの巨大なウネリが

まとまらない状態で押し寄せるなかに

非常に数少ない良い波を掴んでメイクするといった

難しいコンディションとなった。

 

それだけに人も少なく、

チャンスと言えばチャンスであるが、

不規則に重なり合う多方向からのウネリとバックウォッシュで

怪我をする可能性も高い危険なコンディションとも言えた。

が、そんななか、

チューブになるセットを見極めて掴んだ

日本人サーファーの姿が目に飛び込んできた。

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Mar Ohno.

 

 

昨年のVOLCOM PIPE PROでは13位でフィニッシュし、

今年もその活躍に注目が集まる

Marこと大野修聖であった。

VOLCOM PIPE PRO 2014では

ラウンドオブ96のヒート5でRicardo Dos Santos(BRA)、

Micheal Fecruary(AUS)と対戦予定となっている。

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そんな姿をVOLCOM HOUSEの庭から一緒に見ていた

弱冠16歳の村上舜も、Marと同じく出場する

今回のVOLCOM PIPE PRO 2014に向け、

サーフボードにワックスアップ。

VOLCOM HOUSEのシェアメイトのGONYと共に

海へと飛び込んで行った。

舜は現在練習中にサーフボードを折ってしまい、

手元に自分のPIPELINE用のサーフボードがない状態となっている。

昨シーズンに辻裕次郎がVOLCOM HOUSEに置いて行った

ボードを借り、それで今回のコンテストに挑む。

しかし、パイプでサーフィンをしてチャージをして、

ボードを1回も折らないという保証はあるのか!?

村上舜、まさに絶体絶命である。

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IMG_0707lShun Murakami.

 

 

そんな村上はラウンドオブ96のヒート12で

なんと日本人同士の大橋海人とIan Walsh(HAW)と対戦。

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あまりの波のジャンクぶりに

大事な試合前に怪我をしたりボードを折ったりしたら

大変なので、僅か数本の波に乗って

すぐに海から上がってきた村上舜と入れ違いで、

これまた現在オートネ2番と

今回のVOLCOM PIPE PRO 2014に

出場できる可能性がさらに高くなった加藤嵐に加え、

ハワイのパイプラインから湘南の小波まで

ハードコアな攻め込みを信条とする

深川達哉が登場!!

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Arashi Kato.

 

 

が、残念なことに加藤嵐は、

この写真の波に乗った後のゲッティングアウト中に

インパクトでセットを喰らってしまい、

大切な6’8″を負ってしまうハメに。

残るボードは6’2″と6’10″の2本のみ。

もしVOLCOM PIPE PRO 2014に出場できても

その2本を武器に戦わなくてはならない。

同じVOLCOMチームの後輩、村上舜と同じく、

絶体絶命と言って過言ではない加藤嵐であった。

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Arashi Kato.

 

 

いよいよ今シーズン2度目のハワイ入りを果たした田中海周!

徐々にノースのリズムに調子を合わせて行く。

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Kaishu Tanaka.

 

 

パイプラインの掘れ上がる波を

見事なバックサイド・グラブレールで駆け抜け、

このセッションで一番のシークエンスを残してくれた深川達哉。

和製Jordy Smithを彷彿とさせる

太く安定感のあるその滑りはインパクト大!!

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Tatsuya Fukagawa.

 

 

そんな深川達哉が残してくれた

このセッションでのベストシークエンスは

本日のシークエンスコーナーよりチェックしてみて下さい!

 

>>f/s Grab Rail @ PIPELINE by 深川達哉

 

VOLCOM PIPE PRO 2014に出場できる

残りの日本人サーファー田嶋鉄兵、大原洋人は、

田嶋鉄兵がラウンドオブ96のヒート5でDylan Goodale(HAW)、

Sidney Guimaraes(BRA)と対戦。

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大原洋人がラウンドオブ96のヒート6で

Heitor Alves(BRA)、Alex Smith(HAW)と対戦予定。

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ハワイ時間の1/28(火)、日本時間の1/29(水)。

この日は会場であるパイプのコンディションが不十分なため

VOLCOM PIPE PRO 2014のDAY3もレイデイとなった。

しかし、ハワイ時間の1/29(水)、

日本時間の1/30(木)にはコンディションが整い、

コンテストがオンする可能性がかなり濃厚だ。

 

果たして、パイプラインを舞台に、

サムライたちはどんな活躍を魅せてくれるのか!?

WQS 5☆“VOLCOM PIPE PRO 2014”

お見逃しなくッ!!!

 

>>VOLCOM PIPE PROオフィシャルサイト
vpp14

 

 

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ