Movie by BILLABONG japan. Photos & Text bycolorsmagyoge.


Yuta Tsukamoto.

 

千葉県、サンライズ、志田下といった

千葉東エリアを拠点に活躍する塚本勇太。

「え!? 誰? あれ??」

colorsmagが初めて彼を見たのは、

7月末に伊良湖のロングビーチにて開催された

2013年度で最高の盛り上がりと観客動員数を記録した

日本最大級のサーフコンテスト“BILLABONG PRO TAHARA” の

コンテスト会場脇でのフリーサーフィンであった。

メイク率の高いエアリバース。

深いボトムターンからのパンチの効いたトップアクション。

まだプロではないが、

2012年度NSA全日本ジュニアチャンプという肩書きを持つことを

本人の口から聞き、思わず納得させられた。

まさにその男こそ、トップサーファー塚本勇太であったのだ。


Yuta’s Signature Move, f/s AirReverse.

 

少し調べてみれば、並みいるプロサーファーを差し置き、

BILLABONG PRO TAHARAのDAY1のWAVE OF THE DAYに

選ばれているではないか!!

下に掲載させて頂いたのは、その話題の動画。

数十秒の短いものでありますが、ぜひチェックしてみて下さい。


Wave Of The Day | BOLLABONG PRO TAHARA DAY1.

 

しかし、そんな塚本勇太は、

現在、専門学校へと通っている。

プロサーファーとしての道を選ぶか、

しっかりとした手に職をつけてサーフィンを続けて行くか。

それは、今年で高校卒業を迎え、

将来の自分を切実に考える勇太にとって、

ある意味、人生に置ける究極の選択であった。

しかし、その選択を後押ししたのは、

勇太をサポートするINSPIRE surboardsの頭領、

大海英一氏によるアドバイスが大きかった。

通常、自分のブランドの広告塔であるライダーに対し、

自社の商品を売るために、

プロになることを進めるのがブランドとして当たり前である。

しかし、千葉を代表するコンペサーファーとして

田中樹プロを育て上げ、酸いも甘いも、

多くのプロサーファーたちの人生を手助けして来た

大海氏の考え方、価値観は、まるで勇太を我が子のように見る

親の目線であり、その気持ちが伝わったからこその勇太の

今回の判断であると言って過言ではないだろう。


Slob Air by Yuta Tsukamoto.

 

そんな素晴らしい地元の先輩たちからたくさんの愛情を受け、

立派なトップサーファーへと成長を遂げている

colorsmag的Check Outなup comer塚本勇太。

プロになろうがならなかろうが、そんなことは関係ない。

これからも輝き続けるトップサーファーとして、

海の中で自分らしい光りを放ち続けてくれることを

切に願うばかりである。

そんなこんなで長々と書いてしまったが、

とにもかくにも塚本雄太、要チェック!

そして、一生滑走!!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ