Movie by SURF BOOK – CLAUDE MAKI. Text by colorsmagyoge.


「もっと奴の分まで」

2023年の5/23に日本のサーフィン界に衝撃が走った。

パイプラインのCTコンテストの舞台で日本人初の10ptを叩き出した世界に誇るパイプライナーとしてパイプラインにおける日本人サーファーの限界を引き上げ、国内コンテストシーンにおいては歴代グランドチャンプとして長年に渡って大きな影響を与え続けた日本を代表するカリスマ・サーフスター小川直久プロが、大腸がんのためこの世を去ったのである。

そんな小川直人氏と同年代で、1996年にカリフォルニアのハンティントンビーチで開催されたISA世界サーフィン選手権大会では同じ日本代表チームとして戦った仲でもある眞木蔵人が、台風2号のグランドスウェルをスコアするべく小川直久との思い出の地である九州へ。

今回はそんな眞木蔵人ならではの”サーファー流の弔い”を目的とするそんな九州トリップ第3弾となる今回の作品では、まさに小川直久に導かれるかの如く、予想もしていなかった奇跡のパーフェクト・ロングレフトに遭遇。

眞木蔵人の口から語られる小川直久への熱い想い、そして忘れられぬ思い出。

それら全てをサーフボードに乗せ、全力で波乗りし尽くした”Ride For NAOHISA memorial tour”其の三、必見となっております!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ