
Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.
東京オリンピック金メダリストであり、5×ワールドチャンプでもあり、晴れて新米ママとなったCarissa Mooreがワイルドカードを獲得して2026年CTにフルタイムで復帰することがWSLより正式に発表された。
2026年の4/1(水)からコンテスト期間に突入予定となっているオーストラリアのベルズビーチでのCT第1戦から再びCarissa MooreがCTで戦う姿を観ることができる。
下記はCarissa Mooreによるコメント。
「再びCTに出場できるチャンスを頂き、本当に光栄に思います。出産後、再びジャージに袖を通せることを本当に嬉しく思います。サーフィンの世界最高峰レベルの舞台で戦えることは、私にとって決して当たり前のことではなく、健康で元気な身体を取り戻していることに心から感謝しています。私が再びCT転戦する姿を通して、娘、そしてできれば他の多くの女性たちに、私たちは何だってできる、人生が変化しても夢を追い続けられるということを示したいと思っています。娘と次の章を共有し、家族で共に経験していくこれからのできごとを楽しみにしています。」

2010年にCTに参戦したCarissa Mooreは、前シーズンにワイルドカードで参戦したCTで初優勝を果たしており、そのパワーとプログレッシブを融合させた彼女ならではのスタイルは瞬く間に成功まで昇り詰めた。
ルーキーイヤーには3度のファイナル進出と2度の優勝を果たし、弱冠17歳にして世界ランキング3位に輝き、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの称号を難なく獲得した。
その1年後、18歳で初のワールドタイトルを獲得。
これは当時のプロサーフィン史上、最年少記録となった。
さらにCT史上最も安定した成績を誇るCarissa Mooreは、CTツアー歴13シーズンを通してランキング3位以下に終わったのはたった一度だけで、出場したCT総数122戦のうち28回も優勝を果たすという驚異的な記録も樹立している。
さらに2024年に引退するまでの2年間、彼女はワールドチャンプ決定戦”WSL FINALS 5″に第1シードとして出場し、2回とも準優勝を果たした。
真のアロハ・スピリッツを世界に広めるアロハ大使
Moore Aloha財団の活動を通し、真のアロハ・スピリッツを世界に広めるアロハ大使としての一面も持つCarissa Mooreは、東京オリンピックの際に滞在していたアメリカ代表チームのホストタウンとなった静岡県牧之原市で唯一日本語でスピーチして日本のファンの心を鷲掴みにし、その後も再び市民たちとの約束を果たすべく牧之原市に帰ってきて親交を深めるなど、その温かい人柄から特に多くの日本の熱狂的ファンも持つCT選手。
そんな彼女が持つ真のアロハ・スピリッツは、彼女がまだルーキーだったシーズンの序盤にその年初のCT優勝を果たして獲得したその賞金すべてを大会開催地であるニュージーランドの地元ボードライダーズクラブに寄付するなど、その当時から現在に至るまでMoore Aloha財団を通し、その精神は今もなお彼女の人生とキャリアの中心に据えられている。
そんなCarissa Mooreが2026年のCTでどんな活躍を魅せてくれるのかが楽しみでならない!
Go Carissa!






