Photos & Text by colorsmagyoge.

Kaito Ohashi.

同じ湘南でここまでサイズに差がある稀な一日に遭遇

大寒波を伴う勢力の強い低気圧の影響でサイズアップした朝を迎えた2/5(水)の湘南エリア。

イーストサイドのリーフブレイクは腰腹前後のクリーンなコンディションだったことからビーチエリアをチェックすると潮が上げていたことから沖で胸くらいの波がブレイクして消えて腰腹前後の波がインサイドでブレイクするイマイチなコンディションだったので、今日はこんなものか半ば諦めつつ、もう少し車を走らせてちょっと気になるサンドバーをチェックしてみると、なんと頭前後の無風のクリーンな波が人知れずブレイクしているではないか!

同じ湘南でここまでサイズに差があるのは稀なことだったので、慌てて大橋海人に連絡してみると、お昼前に仕事の予定があるがそんなに波があるのなら30分でも海に行きます!ということになり、早速セッションを開始!

車を停めて三脚を背負って海に向かう途中で自転車で海に向かう大橋海人と偶然にも合流。

Kaito Ohashi.

大橋海人のLordish Behaviorからデッキパッドのニューカラー

日本の伝統色である藍色”インディゴ”が近日リリース!?

なんと大橋海人がプロデュースするLordish Behaviorから、デッキパッドのニューカラーとして、日本の伝統色として世界的にも広く知られる藍色”インディゴ”がリリースされるらしく、この日はその商品撮影があるため時間がタイトなのだという。

Dane ReynoldsやCraig Andersonといった世界的カリスマ・フリーサーファーたちに、唯一無二の世界的な日本人カリスマ・フリーサーファーとして認められる大橋海人が生み出したLordish Behaiviorだけに、日本産ブランドとしての大橋海人ならではのこだわりのメッセージとして和を象徴する色をあえてプロダクトに落とし込んでいるところがまた素晴らしく、思わず共感してしまったのであった。

そんなLordish Behaviorのデッキパッドのニューカラーの詳細については、ここではあまり深く触れることはできないが、近日中に発表されるであろうLordish Behaviorからのオフィシャル・インフォメーションを楽しみにしたい!

Lordish Behavior DeckPad New Color / Indigo.

元ISAワールドジュニア日本代表選手

ローカル・レジェンド相原吾郎

ビーチに到着して三脚を立ててカメラを構えると、美しいカーヴィングターンでスタイリッシュにツインフィンを乗りこなすサーファーを発見。

colorsmagがまだ10代、20代の頃のカリスマ的先輩トップサーファーであり、当時の月刊SURFING LIFE誌でアマチュアながら見開きのサーフショットを飾ったりジュニア時代にはISAワールドジュニアで日本代表選手として世界と戦った経歴を持つこのエリアを代表するローカル・レジェンド相原吾郎であった。

Goro Aihara.

その一方で大橋海人は、わずか30分程度のセッションとなった中でも、まるで試合のごとく波に乗っては沖に出てを繰り返し、さすがのショットの数々を残してくれた。

「ありがとうございました!」

海から上がると、ひとこと目にはそう言って足早に自転車を漕いで仕事に向かっていった。

いやいや、ありがとうございましたはこちらこそであります。

まさに終わりなきありがとう合戦に突入してしまうほどありがとうに溢れた最高のモーニングセッションとなった。

Kaito Ohashi.

この後1時間もしないうちに予報通りの強烈な南西オンショアが吹き始め、コンディションは一気に悪化。

西高東低の冬型はしばらく続く予報となっていることから、湘南エリアでは波の良し悪しは別としてサーフィン可能な日が週末まで続くことが予想される。

果たして、この数日のうちにまたグッドコンディションに遭遇することはできるのか!?

明日は明日の風が吹く。

一生滑走!!!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ