Photos by ASP. Text by colorsmagyoge.


2013 VOLCOM FIJI PRO winner, Kelly Slater(USA).

 

6~8ftの波が押し寄せるワイルドなコンディションのなか

日本時間の6/12(水)に無事ファイナルデイが行なわれた

WCTイベント“2013 VOLCOM FIJI PRO”!!

クォーターファイナルからスタートとなったこの日、

今回のcolorsmag的ハイライトといえば

安定したサーフィンでハイスコアを連発した

John John Florence(HAW)と、

10ptを連発したKelly Slaterによる

セミファイナルのヒート1と言って過言ではないだろう。


3rd Place, JJF.

 

クォーターファイナルのヒート1では、

鬼のように長いチューブライディングで9.13pt、

さらにはビッグセットを掴みファーストセクションで

チューブをメイクしたあと、

ソリッドなリップを4発入れたライディングで9.93ptを叩き出し

今大会も絶好調だったJordy Smith(ZAF)を下した

John John Florence(HAW)だったが、

クオーターファイナルのヒート2で、10ptを2本まとめて、

歴史に残る20pt満点を叩き出したKelly Slaterに惜しくも敗退。

まさに若手とベテランのトップによる戦いに相応しい、

見応え充分な素晴らしい一戦となった!

迎えたファイナルでは、

Kelly SlaterとMick Fanning(AUS)が対戦。


2nd Place, Mick Fanning.

 

クォーターファイナルでは

昨年のワールドチャンプであるJoel Parkinson(AUS)、

セミファイナルではC.J Hobgood(USA)を粉砕した

Mickだったが、9.8pt、そして10ptをまとめたKellyに

洗礼を受ける形となり、昨年に引き続き2年連続

Kelly SlaterがVOLCOM FIJI PROの優勝を果たした!!

さすがです!!!

「なんて一日だ」Kellyは言った。「本当に狂ってた。ファイナルが始まったばかりのときにMickが掴んだ波のあとに入って来た波は本当に凄かった。今回の勝利は自分の兄弟とその奥さん、そしてその間に生まれた子供、Vanに捧げたい。もし僕がVanの生まれる日に立ち会えなかったとしたら、それはお前が優勝した方が良いということだから、って兄弟に言われたんだ。だからこの勝利はVanのためのもの。家でこれを見てくれているみんなに感謝しているよ。なんて言っていいのかわからいけど、とにかく素晴らしい一日だった」

と、コメントを残した。

Kellyはこの一勝を挙げたことにより、

2013年WCTランキングで一気に1位へジャンプアップ!

2位にMick Fanning、3位にJordy Smith、4位にTaj Burrow、

5位にAdoriano De SouzaとNat Youngというランキングとなっている。

本イベントの詳しい結果に関しては

下記リザルトをご参照ください。

 

6/18(火)~6/29(土)の期間に渡り、

インドネシアのバリを会場に

WCT第5戦“Oakley Pro Bali”が行なわれる予定。

果たして、2013年ワールドチャンピオンの行方は!?

今年もWCTから目が離せないッ!!

なお、LIVEを見逃したという方は、

VOCOM FIJI PROのオフィシャルサイトのHeat On Demandから

ファイナルデイの模様を一部始終チェックできるので、

そちらもぜひチェックしてみて下さい!

 

>>2013 VOLCOM FIJI PRO

 

VOLCOM FIJI PRO FINAL:
1 – Kelly Slater (USA) 19.80
2 – Mick Fanning (AUS) 15.87

VOLCOM FIJI PRO SEMIFINALS RESULTS:
SF 1: Kelly Slater (USA) 18.17 def. John John Florence (HAW) 14.00
SF 2: Mick Fanning (AUS) 17.07 def. C.J. Hobgood (USA) 16.70

VOLCOM FIJI PRO QUARTERFINALS RESULTS:
QF 1: John John Florence (HAW) 19.06 def. Jordy Smith (ZAF) 13.67
QF 2: Kelly Slater (USA) 20 def. Sebastian Zietz (HAW) 4.10
QF 3: C.J. Hobgood (USA) 7.77 def. Josh Kerr (AUS) 7.50
QF 4: Mick Fanning (AUS) 12.13 def. Joel Parkinson (AUS) 11.83

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ