Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

オーストラリアのベルズビーチを舞台に開催中のCT第4戦”Rip Curl Pro Bells Beach”は、現地時間と日本時間の4/2(火)の時点で男女共にセミファイナルとファイナルのみを残したままレイデイが続いている。

昨年負った臀部の怪我を克服するべく大手術を受けた11×ワールドチャンプKelly Slaterは、ハワイのパイプラインで開催されたCT開幕戦とサンセットビーチで行なわれた第2戦に出場したものの、本調子でないことからポルトガルでの第3戦をスキップ。

しかし、CT第4戦には出場を果たし、エアリバースをメイクして会場を盛り上げるなどその素晴らしいサーフィンを魅せてくれたが、ラウンドオブ32のヒート11でBarron Mamiyaに敗退となり、このイベントを17位でフィニッシュし、その後のインタビューでフルタイムCT選手としてベルズビーチのイベントに出場するのはこれが最後になる可能性が高いことを示唆した。

「おそらくこれが僕にとって最後のベルズビーチになると思います。もしマーガレットリバーでのCT第5戦で勝てなかったら、CTに残留することは難しい状況です。なので、今回はベルズでの試合を楽しめるだけ楽しみました。もうベルズには何十年も来ているけどいつも魔法のようです。ここは僕がフルタイム・ワールドツアー選手になって最初に試合した思い出深い場所でもあります。最も思い出に残っているのは初めて優勝してベルズの鐘を鳴らした時のことです。自宅にベルズの鐘があることはとても光栄なことですが、幸運なことに僕は4つ獲得することができました。ここで優勝してきた歴代チャンプの名前を見ると彼らの多くは僕のヒーローでありサーフィン界の偉人ばかりです。だからこそ僕にとってベルズで優勝することはずっと夢でした。」

Kelly Slaterの現時点(2024/4/2)でのCTランキングは33位。

昨年から導入されたミッドシーズン・カットの圏外となっている。

Kelly Slaterが引退する時期については今までも長い間いろいろと憶測されてきたが、臀部の怪我が完治せず今年のCT残留が難しいこと、2024年パリオリンピックに出場できなかったこと、そしてめでたくも第二子を授かったことなどを配慮すると、今こそまさにその可能性は高いと思えて仕方ない。

「僕はこれからのイベントを純粋に楽しむつもりです。ツアーの仲間、友情、すべて大切な思い出として楽しもうと思ってます。」

52歳にして未だ現役選手として世界のトップに君臨し続け、世界中のファンたちを魅了し続けるKelly Slaterにとって、もしかしたらマーガレットリバーでのCT第5戦が最後のフルタイムCT選手としての勇姿となるかも知れない。

そういった意味で、CT第5戦でのKelly Slaterの姿をしっかりとLIVE越しに目に焼き付ける覚悟を持っておいた方がいいのかも知れない。

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ