Photos by Tomomi Mizuguchi. Text by colorsmagyoge. 

 

10月末、ワールドチャンプで金メダリストのCarissa Mooreが、日本指折りのサーフタウン伊豆下田を訪れた。

大野Mar修聖&仙雅の大野ブラや今村大介&厚の今村ブラをはじめ多くの日本を代表するトッププロサーファーたちを輩出し続けてきた伊豆下田は、2020東京五輪開催にあたり、2017年12月より牧之原市と共にアメリカ合衆国のホストタウンに登録され、交流事業を推進。

今回のCarissa Moore来訪はその一環としてCarissa Mooreが設立した”Moore Aloha財団”とUSAサーフィンによるオリンピック・レガシーの創出とグローカルCITYプロジェクト推進を目的とするもので、下田中学校サーフィン部の部員たちや生徒たちを中心に10/28(金)から10/31(月)の二泊三日に渡るトレーニング・サーフキャンプを開催した。

 

下田出身の大野Mar修聖も参加を果たした今回のトレーニング・サーフキャンプでは、アロハスピリットを広める活動を主としているMoore Aloha財団より、ALOHAが意味する「愛情・親切さ・穏やかさ・謙虚さ・忍耐」を中心に伝えられるなど、下田中学校の生徒たちも他では体験することができない貴重な経験の中で多くのことを学んだ模様。

Carissa Moore & Masatoshi Ohno.

 

 

最後にCarissa Mooreは、

「この2日間本当に楽しかった。こちらも学ぶことが多く、子供たちからアロハスピリット(ALOHAの精神)を感じた。来年はみなさんとハワイで会えることを願っている。」

とコメントを残した。

サーフィンが世界初のオリンピック競技となったタイミングで幸運にも日本が開催地となり、そのことがきっかけで大きな広がりを見せていく中で、今後の日本のサーフィンを躍進させる起爆剤となるに違いないひとつの形となった素晴らしいサーフキャンプとなった。

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ