■代表選手
男子: 五十嵐 カノア、村上 舜、上山 キアヌ 久里朱
女子: 松田 詩野、都筑 有夢路、前田 マヒナ 

■コーチ、スタッフ
監督:宗像 富次郎
コーチ:井本 公文
コーチ:大野 修聖
チームスタッフ:大石 純也
チームスタッフ:道幸 もも
チームスタッフ:松本 恵

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2024年パリ・オリンピックの日本代表選手の選考対象となる”ISA World Surfing Games 2022″がカリフォルニアのハンティントンビーチを舞台に、現地時間の9/16(金)から9/24(土)をコンテスト期間に突入する。

今回、この重要なビッグイベントに参戦する日本代表選手は、五十嵐カノア、村上舜、上山キアヌ久里朱、松田詩野、都筑有夢路、前田マヒナの合計6名。

2021年度WSLランキング上位者、第3回JAPAN OPEN優勝者、強化部推薦、ISAの過去の大会結果を選考基準に決定となったメンバーたちとなっている。

補足として、日本代表選手として内定していた大原洋人については、腰の怪我によりベストな状態でないという本人の申し出により辞退となった。

そんな中、今大会における日本代表チームの最大の目標は、国の男女別の1位となることで追加される男女の代表枠をもうひと枠ずつ獲得すること。

2024年パリ・オリンピックに出場できる日本代表選手枠を1人分でも多く増やせるかどうかが決まる非常に重要な1戦となっている。

 

そんな中、”2022 ISA World Surfing Gamesを目前にした9/6(火)15:30より、日本サーフィン連盟強化部による記者会見が行われた。

世界トップレベルで危険度と難易度の高いチョープーという特殊な波を会場とする2024パリ・オリンピックに向けた選考基準、さらにチュープーにむけた日本チームの強化方針についてなど、現時点で定まっている部分について、日本サーフィン連盟副理事の井本氏より正式なコメントも発表された。

「2024年のパリ大会では、タヒチのチョープーという場所で行われます、6feetの高さの波、正面から4メートルの高さ、恐ろしいほど底ぼれする巨大なスラブ波の場所です。その波に対応すべく2024年、2028年に向けたサーフィンの強化戦略プランをJOCとともに策定をしています。この強化戦略プランに沿って選手の強化を行なっているのが現状です。今回は枠の獲得が絶対条件だと思っています。2020東京の時の地の利を生かした強化方針とは違い、タヒチへの波への対応が非常に重要となっております。海外経験値を上げることが必須、タヒチの波に乗れる選手の選定、そして波に慣れることが早急に求められていると思います。タヒチの波にチャレンジした日本人が少ないのが現状で、タヒチを含めた海外の派遣、多くの経験値を積む、そこでのトレーニングがメインとなっています。2024年に向けた特定強化指定選手の絞り込みを2023年に行い、その選手を中心にタヒチで合宿を行う予定です。また同軸で2028年向けた強化指定選手を揃え、海外遠征含めた育成を行なっていきたいと思っています。」-日本サーフィン連盟副理事 井本氏

また、現時点で決定している2024年パリ・オリンピックの日本代表選手の選考条件については下記の通り。

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-2024パリオリンピック クオリフィケーションについて-
・男子 24名、女子 24名 (2020東京より、4名増えた)
・各国オリンピック委員会(NOC国内オリンピック委員会)ごとに、男女各2名のサーファーが上限。
しかし、2022年、2024年のWSG(ワールドサーフィンゲーム)の優勝チームにはこの制限に例外が設けられ、1つの出場枠が獲得できる。
・2024年パリオリンピッククオリファイの優先順位は8つあり、東京五輪同様にトップはCTの上位選手。東京五輪クオリファイプロセス同様、階層順で決定される。
・それぞれの国内のNF によって代表チームに選ばれたサーファーは、オリンピック出場資格を得るために、2023年、2024年のWSGに出場する必要がある。
要件の最終的な詳細は、ISAとIOC(国際オリンピック委員会)によって検討される段階。

-2024 パリオリンピッククオリファイケーションの優先順位-
1.2023年CT(WSL チャンピオンシップツアー)の上位選手、男子10名、女子8名。
2.2023年ISA WSGの大陸別に選出された男女4名。
アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの男女各上位入賞サーファー
3.2023年パンアメリカンゲームスの男女各1名
4.2024年ISA WSGの男子1位〜5位、女子1位〜7位
5.2024年ISA WSGの男女別の優勝チーム。
1国2名の枠に関係なく、それぞれの国NOCに1名づつ出場権が与えられる。
6.2022年WSGの男女別の優勝チーム。
1国2名の枠に関係なく、それぞれの国NOCに1名づつ出場権が与えられる。
7.開催国枠開催国であるフランスは上記の階層で埋まっている場合を除き、男女各1名の枠が保証されます。フランスの選手がクオリファイした場合、2024年WSGの参加資格のある最も高い選手に割り当てられる。
8.ユニバーサリティー枠、今回初めて資格を有するNOCに男女各1名の出場枠が与えられる。出場枠資格基準については、チョープーの波の性質が特別に考慮される。この波に適格なサーファーがいないと判断された場合、選手枠は2024年WSGから最高ランクの適格なサーファーに再分配される。この枠の選考基準はIOCにより通知される。

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日本の波や今回ISA WSGが行われるカリフォルニアにおいても、似たような条件が揃った波を見ることができない世界指折りの究極のチューブ波のひとつと言って過言ではないチョープー。

その波質を攻略できる日本代表選手を適正に選出するを考慮すると、志田下を会場とした東京オリンピックの時とはまた違った観点と基準での選考を行なう必要があることは言うまでもないだろう。

まずは今回のハンティントンでのISA WSGで日本代表チームが国の男女別で優勝を果たし、追加出場枠を獲得してくれることを願いつつ、ISAオフィシャルサイト内で中継予定のLIVEをお見逃しなく!!

Go Japan!!!

2022 ISA WSGのさらなる詳細は下記をチェック!!

 

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2022 ISA WORLD SURFING GAMES

名 称 : 2022 ISA WORLD SURFING GAMES
主 催 : 国際サーフィン連盟(ISA)
期 間 : 2022年9月16日(金)~9月24日(土)※現地時間
開催地 : Huntington Beach, California, USA
放送 :  ISA特設サイトにてLIVE放送
https://isasurf.org/event/2022-isa-world-surfing-games/

■大会中の情報
大会期間中は下記にて随時経過や結果を更新していきます。
ISA HP https://isasurf.org/event/2022-isa-world-surfing-games/
NSA HP NEWS https://www.nsa-surf.org/news/
NSA Facebook https://www.facebook.com/nsasurf/
NAMINORI JAPAN Instagram https://www.instagram.com/naminori_japan/

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カラーズマガジン編集部