Movie & Interview by WAVETRIP.

 

茨城の大洗でJPSA第4戦”ISU茨城サーフィンクラシック”が行なわれていた9/1(日)。

千葉の片貝では第8回”VIBES CUP”が開催され、アダプティブ・サーフィンのデモンストレーションが行なわれた!

2017年ISA World Adaptive Surfing Gamesで銅メダルを獲得した伊藤建四郎をはじめ、2018年の同大会で4位となった小林征郁、7位入賞の勝倉直道といった日本代表選手たちによって繰り広げられたデモンストレーション・セッションに加えて、伊藤建四郎と小林征郁のスペシャルインタビューも収録したWAVETRIP最新クリップをお届け!!

 

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【伊藤建史郎インタビュー】

●大会優勝の感想

まず、大会に優勝したことも報告したいんですけど
今日こうやってアダプティブのメンバーと一緒にデモンストレーションという形で
サーフィンできたことがすごく嬉しくて
いろいろ協力していただいた方々にもすごく感謝しています。
本当心からお礼を言いたいと思います。
ありがとうございました。

基本的に僕らは見せるということを主でやってきているので
あんまり勝つとか負けるとかっていうことを重んじてはやりたくないんだけど
やっぱりスポーツなので勝った負けたっていうのはあるとは思うんですけど
やっぱり大会ってやっていくうちにどんどん熱も出るし
勝ったときの喜び、負けたときの悔しさっていうのはすごく出るので
この緊張感というのはこれからも続けていければいいなって思います。

●アダプティブサーフィンの魅力

僕ら基本どこかしらに不自由というか障がいがある人間が集まって
その中でいかにどうやったらサーフィンができるのかっていうのが
アダプティブ(適応する)サーフィンなんですね。
当然、(波の)乗り方、板のセレクトひとつにしても全然みんなやり方も違うし
これっていう決まりがないんですね。
そこが逆に立って乗る、座って乗る、寝て乗る
そういうのも一切自分たちで決めないで
自由な乗り方でできるようにやるっていうのが
アダプティブサーフィンの魅力なんじゃないかなって思います。

●アダプティブサーフィンを始めてみたい方へメッセージ

僕たちジャパンアダプティブサーフィンチーム(JAST)は
常に前を向いて、常に何かを目標に向かって動いてます。

もちろんそれが叶えられない、できないという方もいると思うんですけど
まずはやってみるという行動を起こすことと、勇気を持って一歩前へ出る
お手伝いできることがあればそれがきっかけになって僕らと一緒に海を楽しむこともできるし
僕らがやっているのを見ることによって
「僕たちにもこんなことができるんだな。こういう風にしたら僕らも楽しめるんだな」ということを
少しでもわかってもらえるように僕らも頑張るので
何かあっても諦めずに頑張ってください。

 

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【小林征郁インタビュー】

●デモンストレーションを終えた感想

今日はVIBES CUPでのエキシビジョン
今回で3回目だったんですけど
毎回手厚くサポートしていただき
VIBES CUPのボスのヒデさん、メンバーの皆さん本当にお世話になっています。
本当に自分たちが駆け出しからやってた2016年。
世界戦行って2017年に戻ってきたその年のVIBES CUPからデモンストレーションをやらせていただいて今回3回目なんですけどとにかく皆さんすごく温かく見守ってくれる。
サポートしてくれて我々の原点のような大会なんですね。
だから毎年呼んでいただいて、絶対に来たいと思っているし
どんどんアダプティブサーフィンを盛り上げていきたいなとは思っています。

●アダプティブサーフィンの魅力

誰でもできるよっていう
どんな状況でもあとは自分次第ってのもあるんですけど
障がいを持った子たちとか、そうじゃない健常者の人たちに対してもだと思うんですけど
夢や希望というか勇気とか与えられるようなスポーツだと思います。

●今後の活動について

10月12日(土)・13日(日)
10月11(金)・12日(土)・13日(日)ですね
釣ヶ崎海岸(志田下)で行われるジャパンオープンアダプティブサーフィンチャンピオンシップ
世界の選手を招いた国内初の大会になるんですけど
世界レベルの世界各国の代表たちが集まるかなりエキサイティングな
アグレッシブなエネルギッシュな大会になると思うので
皆さんに足を運んで見てもらいたいなっていうのはあります
何かしら得るものはあると思います
自分も世界戦に行ったときに「なんだこれは」と学ぶものがたくさんあったので
ぜひ足を運んで見てもらいたいなと思います。

●アダプティブサーフィンを始めてみたい方へメッセージ

本当にやるかやらないかだと思うんですよ。
やりたいなと思ったらどんどん自分で、それこそ今はインターネットなどでいろいろ調べられると思うので
アダプティブサーフィンに関してでしたらジャパンアダプティブサーフィンチーム(JAST)で調べてもらって
自分たちでヘルプできると思うので
わからないことはどんどん聞いていただいて
どんどん突っ込んでもらえたらいいかなと思うんですよね
そんな感じで盛り上げていきたいと思います。

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10/12(土)から10/13(日)には2020年東京オリンピックのサーフィン会場である志田下にて日本初となるアダプティブ・サーフィン選手権”ジャパンオープン・アダプティブサーフィン・チャンピオンシップ”が開催される予定。

そちらの方も要チェック!!

さらなる詳細は、下記リンクよりJASTオフィシャルブログとオフィシャルFacebookページをチェック!!

 

>>JASTオフィシャルブログ

>>JASTオフィシャルFacebookページ

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ